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オコエ桃仁花「わたしと兄で毎日なみだ目になりながら」兄・瑠偉が肌の色のちがいで「毎日辛すぎた」経験あかす

2020年6月16日 16時19分

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 プロ野球楽天のオコエ瑠偉(22)と妹でバスケットボールの富士通に所属するオコエ桃仁花(もにか、21)がそれぞれ自身のツイッターで幼少時から周囲と肌の色がちがうことで苦しんでいた経験をつづった。
 兄の瑠偉は15日の午後11時過ぎに投稿。「おんなじ境遇の人、またその両親の少しでも励みになれば」としるし、幼少期に「醜いアヒルの子」の絵本をきっかけに周囲とのちがいを痛感したことや、親の似顔絵をえがくときに茶色のクレヨンで肌をぬって笑われたこと、「毎日が辛すぎた」とベランダから飛びおりるイメージをするほど追いつめられたことなどをしるした。野球をはじめてからの経験もしるし、先輩たちにののしられ、「甲子園には黒人はでるな」など心ない言葉をかけられることもあったという。

オコエ瑠偉と妹の桃仁花


 その後、妹の桃仁花が16日午前8時前に投稿。兄の投稿を添えて「読んだとき涙がとまらなかった。わたしと兄で毎日涙目になりながら支えあってた日々。私は兄がいなかったら内気な女の子でバスケもやってなかったな~。本当にここには書ききれない。兄の背中は偉大でした。私達を見守ってくれてありがとう神様」とつづった。
 オコエ兄妹はナイジェリア人の父と日本人の母との間に生まれたハーフ。今回の投稿に瑠偉のツイッターで「#BlackLivesMatter」としるしていることからアメリカの黒人男性暴行死に対する抗議活動が理由だとみられ、反黒人差別のうごきは女子テニスの大坂なおみ、米大リーグのダルビッシュ有(カブス)、大谷翔平(エンゼルス)などスポーツ界にもひろがっている。
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