伊勢ケ浜部屋の横綱照ノ富士、部屋合流の宮城野勢を歓迎「プラスになるところはある 皆が切磋琢磨を」
2024年3月31日 14時33分
大相撲の横綱照ノ富士（32）＝伊勢ケ浜＝が31日、引退した元幕内北青鵬の暴力問題などを受け、伊勢ケ浜部屋へ預かりとなる宮城野部屋の十両伯桜鵬らを温かく迎える心構えを明かした。同日は、三重・伊勢神宮一帯での春巡業初日に参加した。
照ノ富士
「2つの部屋が、お互い理解してプラスになるところはあると思う。直してあげられるところは直して。皆が切磋琢磨（せっさたくま）して頑張ってほしい」
照ノ富士も幕下だった2013年、入門した間垣部屋が閉鎖となって伊勢ケ浜部屋に移籍した経験がある。「環境が変わることは、個人個人で考え方が違う」と前置きした上で「そんなに気にしたことはない」。自身は稽古相手が充実し、出世を加速させた。強くなって番付を上げる。力士としてやるべきことが分かっていれば、迷うことはない。
春場所を途中休場した横綱は、土俵入りのみの始動だったが、夏場所での復帰に向けて稽古再開のタイミングを計る。「できることを精いっぱい、やっていく」。新たな環境となる部屋を、変わらず引っ張っていく。
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