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【中日】中田翔、チャンスの打席に特別演出 本拠地開幕戦、“野武士”コンセプトの映像で得点の機運押し上げ

2024年4月2日 05時00分

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 中日は2日から巨人とバンテリンドームナゴヤで今季初の公式戦を戦う。ヤクルトとの開幕3連戦(神宮)で2本塁打、3打点を挙げた中田翔内野手(34)は移籍後初となる古巣との対戦。本拠地では中田らがチャンスで打席に入った際に106ビジョンで流す特別映像を製作。球場一体で雰囲気をつくり出して、竜の得点を後押しする。

チャンス時に流れる特別映像

 中田が名古屋に戻ってきた。オープン戦とは違う本気モードで。開幕カード3戦2発の勢いそのままに本拠地で迎え撃つのは阿部新監督率いる巨人。「変に考えていることはないし、一生懸命プレーするだけ」と気負う様子を見せないが、いざオレンジ色を見ればアドレナリンが全身を駆け巡るに違いない。
 2021年途中から昨季まで所属した古巣。昨シーズン直後に就任した阿部監督には、岡本和が一塁、坂本が三塁、門脇が遊撃という構想があることを知った。年俸は保証されるが、出場機会が限られる可能性が高い。そんな状況で選んだのは巨人との契約破棄。「試合に出たい」。プロ野球選手としての本能に従った決断をグラウンドで示すだけだ。
 巨人との初対戦に臨む中田に対する名古屋の竜党の期待は膨らむばかりだ。ヤクルトとの開幕3連戦(神宮)では3試合とも快音を奏で、打率3割3分3厘、2本塁打、3打点。チームは2敗1分けも、背番号6は上々のスタートを切った。
 4番まで回せば、漂う得点の雰囲気。後押しをしようと球団も動いた。4月2日の巨人戦から、チャンスで中田に打席が回った際、バンテリンドームナゴヤの106ビジョンに特別ムービーを流す。2024年の竜の野球を「どこから何をしてくるか分からない」として、コンセプトを“野武士”に設定。イメージに沿って製作された約10秒ほどの映像で球場のボルテージを一気に上げる。中日では、2022年からライデル・マルティネスが登板する際に実施中で竜党には安心感を他球団のファンには絶望感を与えてきた。中田のほか、中島、細川、石川昂、岡林も特別演出する予定で、球場全体で得点の機運を押し上げていく。
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