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フェルスタッペン鈴鹿3連覇に笑顔…ホンダのホームレース「日本で勝ててうれしいよ。僕たちにとって重要なレースだからね」【F1】

2024年4月8日 08時06分

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ペレス(左)にシャンパンをかけるフェルスタッペン(中)。右は3位のサインツ

ペレス(左)にシャンパンをかけるフェルスタッペン(中)。右は3位のサインツ

  • ペレス(左)にシャンパンをかけるフェルスタッペン(中)。右は3位のサインツ
  • ワンツーフィニッシュを喜ぶレッドブル。前列左からフェルスタッペン、ホーナー代表、ニューウェイ最高技術責任者、ペレス
日本GP 第4戦 決勝 7日 鈴鹿サーキット(5・807キロ×53周)
ペン=田村尚之、小林孝一郎、尾張正博、ルイス・バスコンセロス
カメラ=谷沢昇司、川柳晶寛、浅井慶、森研人
 レッドブルがまたしても圧勝し、春開催となった鈴鹿でも強さを見せつけた。王者マックス・フェルスタッペン(26)=オランダ=が当地3年連続のポールtoウインを飾り、今季3勝目(通算57勝目)。セルジオ・ペレス(34)=メキシコ=が2位に続き、早くも今季3度目のワンツーフィニッシュを成し遂げた。フェラーリのカルロス・サインツ(29)=スペイン=が3位に入り、優勝した前戦オーストラリアGPに続いて今季3度目の表彰台に立った。
 フェルスタッペンが完璧な勝利に胸を張った。「全てがうまくいったね。クルマはレース中にどんどん良くなっていったし、ピットストップも戦略も良かった。これ以上は何も望めないよ」
 スタートも赤旗後の再スタートも、きっちり決めて逆転を許さない。予選後に不満を漏らしていたレースペースは「微調整がハマって、ドライビングもコントロールも楽になった」と改善に成功。ピットインで一時的に首位を譲ることはあっても、実質的には余裕の逃げ切りを果たした。
 パワーユニットに技術協力を受けるホンダのホームレースで3連覇。「日本で勝ててうれしいよ。僕たちにとって重要なレースだからね。ファンも含めて多くのサポートがあるから、(姉妹チームの角田も含め)3台が入賞できたのは本当に素晴らしい」と満足そうにほほ笑んだ。
 2番手スタートのペレスは、ピットインのタイミングでマクラーレンのランド・ノリスらに先行を許すも、クルマの速さを生かして何度もオーバーテイクを披露。「最初は少しバランスを崩していたけど、後からペースが戻った。チームにとって良い週末になったね」と喜んだ。
 前戦はフェルスタッペンが序盤のマシントラブルでリタイア。ペレスも5位に沈んで、チームは今季初の敗北を喫した。仕切り直しの一戦でライバルたちを完膚なきまでにたたきのめし、フェルスタッペンは「僕たちが目指しているのは、毎週末これをやることさ」とニンマリ。ペレスも「中高速コーナーの多い鈴鹿で速ければ、他のサーキットでも速く走れるはずだ」と口をそろえた。
 昨季は全22戦のうち、2人で21戦を制する歴史的なシーズンを過ごした。他を寄せ付けない戦闘力は今季も全く変わらない。レッドブルが得意の鈴鹿から、再び勝ち星を積み重ねていく。

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