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「イッペイがいなければ、自分は完全に迷子だった」 水原一平容疑者、日本ハム通訳時代の献身的な仕事ぶりを外国人選手たちが米メディアに語る

2024年4月19日 12時54分

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 ドジャース・大谷翔平選手の通訳だった水原一平容疑者は12日(日本時間13日)、銀行詐欺容疑でロサンゼルスの連邦地裁に出廷。保釈金2万5000ドル(約385万円)で保釈が認められた。
 米連邦検察の告訴状によれば、違法スポーツ賭博で約4100万ドル(約63億1000万円円)の負けを抱え、大谷の銀行口座から少なくとも1600万ドル(約24億6000万円)をブックメーカーに不正送金した。

水原一平容疑者とドジャース・大谷(高岡辰伍撮影)

 米スポーツ専門局ESPNは18日、「大谷の水原通訳はどうやって選手たちのライフラインになったか?」のタイトルで特集。2013~17年に日本ハムで通訳を務めていた時代の同容疑者の献身的な仕事ぶりを、当時の外国人選手たちへのインタビューから浮き彫りにした。
 ミッチ・ライブリー元投手は「彼は自分にとってあっち(日本)での『ライフライン』だった。通訳は文字通り選手たちの延長線にいる。選手たちはコミュニケーション方法も書類に書き込む方法も持たない。通訳なしでは生きられない。自分は通訳を球団職員ではなく友人として見ていた」と語った。
 同元通訳はライブリーの日本へのビザ取得を手伝い、札幌の銀行に連れていき、口座開設と預金方法を教えたという。
 また、クリス・マーティン投手(現レッドソックス)の夫人の妊娠が分かった際は2人を病院に伴い、超音波検査にも立ち合って医師の説明を通訳した。球場ではチームメートやコーチ、監督らの会話やあらゆる指示(バント守備やスカウティングリポート、準備運動など)を逐一伝えていた。
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