「キッズエンジニア2022」開催、未来を支える子供たちのクルマ体験学習イベントは本格的だった

■小学生がクルマを学べる体験イベントは楽しさいっぱい

「クルマの化学に触れながら、楽しく学べる!」をキャッチフレーズに「キッズエンジニア2022」が7月29日(金)ー30日(土)に神奈川県のパシフィコ横浜で開催されました。

キッズエンジニア2022
キッズエンジニア2022

●自動車メーカー・部品メーカー等が参画して豊富なプログラムを用意

「キッズエンジニア」は小学生を対象とした学習イベントとして2008年から開催されています。会場は開催年によって異なり、横浜・名古屋・大阪で開催実績があります。

コロナ禍により2020年は中止、2021年はオンライン開催となったため、リアルでの開催は3年振りとなりました。

日立Astemo 保護者も一緒! ラインに沿って自動的に働く車を作って遊ぼう

イベントには自動車メーカーや部品メーカー、大学や自動車技術会などが参画して、体験型のプログラムを全部で23種類用意しました。

このうち19種類は事前申込制の教室プログラム、4種類は当日参加が可能な展示プログラムとなっています。そのほか昨年公表だったオンラインプログラムも2種類用意されました(教室プログラムは当日1種類がキャンセル)。

プログラムの内容は思いのほか本格的。会場の熱気をいくつかまとめてお届けしましょう。

●「自動運転」の今後をお任せするミニカー製作体験

トヨタ日産ダイハツ、日立Astemo、アイシン、自動車技術会関東支部は自動運転するミニカーの製作を体験するプログラムを用意しました。

●「水素」から「ウィンド」「マフラー」も いろいろな切り口でクルマに迫る体験

本田技研工業はなんと水素を使った燃料電池車を製作して動かす体験。スズキはクリップモーターを自作してミニカーを走らせました。SUBARUは模型を製作して2駆と4駆の違いを体感する試み。マツダではマフラーを自作して消音効果を体感するものでした。

ヤマハ発動機はウィンドカーの製作体験と、キッズバイクのエンジン始動体験を用意。などなどでした!

●クルマ学習体験で いろいろな未来へ

そのほかにも面白いイベントが盛りだくさんでした。

(文・写真:ぬまっち

この記事の著者

ぬまっち(松沼 猛) 近影

ぬまっち(松沼 猛)

1968年生まれ1993~2013年まで三栄書房に在籍し、自動車誌、二輪誌、モータースポーツ誌、鉄道誌に関わる。2013年に独立。現在は編集プロダクション、ATCの代表取締役。子ども向け鉄道誌鉄おも!の編集長を務める傍ら、自動車誌、バイク誌、鉄道誌、WEB媒体に寄稿している。
過去に編集長を務めた雑誌はレーシングオン、WRCプラス、No.1カーガイド、鉄道のテクノロジー、レイル・マガジン。4駆ターボをこよなく愛し、ランエボII、ランエボVを乗り継いで、現在はBL5レガシィB4 GTスペックB(走行18万km!)で各地に出没しています。
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