テレ朝 今後のBTS出演は「個別に判断」、否定も肯定もせず
テレビ朝日の定例社長会見が27日、都内の同局で行われた。韓国の人気グループBTS(防弾少年団)が、メンバーが着用していたTシャツが原因で9日放送の「ミュージックステーション」の出演予定をキャンセルしたことを受け、今後、同局の番組に同グループが出演する可能性についての質問が出たが編成担当の亀山慶二専務は「出演はそれぞれ個別に判断していくということになると思います」と答えた。
「ミュージックステーション」の特番に出演するかどうかについては、発表前であることを理由に回答を控えた。
そもそもTシャツを着ていたこと自体が原因か、その後、話し合いを持った上でその内容に問題があったからか、という趣旨の質問もあったが亀山専務は「とにかく総合的に判断したということです」と答えるにとどめた。
この問題では、メンバーの1人が着用していたTシャツに原子爆弾が爆発する模様がプリントされていたことから、原爆そのものを肯定しているのではないか、という批判がBTS側に向けられた。今月13日に行われた東京ドームでの公演で、該当するTシャツを着用していたメンバーのジミンが「このような状況でアーミー(ファンの愛称)のみなさんだけでなく、全世界の多くのみなさんが驚かれ、ご心配されたと思います。本当にお騒がせしました」などと発言した。
これらのBTS側の対応についてのコメントも求められたが、亀山専務は「我々がコメントすることではないかなと思います」とした。