北朝鮮が三浦瑠麗を名指し糾弾…本人は「米の先制攻撃を止めるため」と混乱

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北朝鮮が三浦瑠麗を名指し糾弾も本人は「米の先制攻撃を止めるため」と迷言(写真はイメージです)
北朝鮮が三浦瑠麗を名指し糾弾も本人は「米の先制攻撃を止めるため」と迷言(写真はイメージです)

「スリーパーセル」と呼ばれる北朝鮮の暗殺部隊が大阪に潜伏していると発言して物議をかもした、国際政治学者・三浦瑠麗(37)が、なんと北朝鮮から「ミウラ」と名指しで批判されていたことが判明した。

 4日放送の『サンデーLIVE!!』(テレビ朝日系)では、平昌五輪閉幕の翌日に北朝鮮メディアが唐突に「ミウラ」と個人の名前を出して糾弾していることを伝えた。その内容は「アベ一味はミウラらをおしたてて北朝鮮の暗殺部隊がテロを起こすとの世論を流し、朝鮮総連弾圧をよりヒステリックに強行した」というもので、これは同女史が2月11日の『ワイドナショー』(フジテレビ系)で発言した内容を指すと思われる。

 三浦の発言はよほど都合が悪かったのか、何か虎の尾を踏んでしまったのか、北朝鮮メディアが、政治家以外の個人の名前を出しての攻撃は非常に珍しいケースといえる。この報道をうけて、三浦は「北朝鮮という国に名指しされるっていうのは、ちょっと怖い体験」としつつも、「(アベ一味と表現された)日本政府とはちょっと路線が違う」と番組のインタビューに笑顔で答えていた。

 このニュースはSNS上でもすぐ話題になった。「(北朝鮮が)反応して怒るということは、スリーパーセルいるんだ」「やっぱり図星だったようだな」「批判してる評論家は山のようにいるのにスリーパーセルには過敏に反応。じつに分かりやすい」と、北からの糾弾は「事実の裏返し」ではと解釈する声が多かった。

 放送終了後、三浦はTwitterで「某インタビューにお答えした労力がほとんど無駄になったようです」としている。同番組の放送内容には、三浦がスリーパーセル発言をした背景が反映されなかったと思われる。では、三浦の発言の真意はどこにあったのか。

■浸透工作員発言は「米国が先制攻撃するのを食い止めようとして」

 その答えは『サンデーLIVE!!』の1時間半後の『ワイドナショー』で明らかになる。

 三浦は番組の冒頭から同発言のことに触れ「炎上はしたくない」などと弱気を見せた。そして、発言をした背景として「4月に米国が北朝鮮に先制攻撃するのを食い止めようとして炎上した…」と斜め上の発言をしたのである。まさか自分が朝の情報番組で浸透工作員の存在に言及することが、米国首脳の軍事判断に影響するというのは、さすが松本人志(54)をしもべにしたがえる瑠麗女王様ならではの発想というべきか。

 ともあれ、三浦の発言は米国には影響せずとも、日本政府に影響を与えたのも事実である。政府は3月2日、三浦の話題を受けた立憲民主党議員の質問主意書に答えて「(北朝鮮の工作員が)わが国に存在するか否かを含め動向に関する情報収集を行っている」との答弁書を閣議決定している。

「想定外」を想定するのが危機管理だとするならば、三浦の想定外すぎる発想が危機の認知に繋がることもあるかもしれない。炎上を辞さない三浦の発言に注目を続けたい。

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