冷たいお茶やコーヒーを入れる時にあると便利な「水出しポット」。お湯で抽出してから冷やすよりも、水出しポットを使って最初から水で抽出した方がまろやかな味わいを楽しむことができます。
そこで今回は、「水出しポット」のおすすめ商品や選び方のポイントを紹介します。これから夏に向けて暑くなっていきますので、冷蔵庫に1本あると便利ですね。
水出しポットには紅茶や緑茶などの茶葉専用のタイプと、コーヒー用があります。
コーヒー用に作られた水出しポットは、コーヒー粉に合わせてフィルターの目が細かく作られています。対して茶葉用の方は、コーヒー用に比べてフィルターの目が粗い場合があります。そのため、コーヒー用の水出しポットでお茶を入れることはできますが、お茶専用のポットでコーヒーを入れることは基本的にできないと考えておくと良いでしょう。
水出しポットのサイズは小さいものだと300ml程のものから、大きいものだと2L以上など幅広くあります。
一度水出ししたお茶やコーヒーはなるべく早く飲み切った方が衛生面的に安心です。特にコーヒーは2〜3日放置すると味が劣化してしまうので、飲み切れる量を抽出できるサイズを選びましょう。
ふたやストレーナー、フィルターなど、水出しポットにはいろいろな部品が付いています。衛生的に使うためには、これらを全て外してきれいに洗浄する必要がありますね。
そこで、お手入れのしやすさにも注目しましょう。ポットの中が洗いやすい、部品が少ない、外しやすいといった点を確認すると良さそうです。普段食洗機を使っている人は、食洗機対応かどうかも確認しておきましょう。
ハリオの「フィルターインボトル 750ml FIB-75-OG」は、茶葉用のシンプルな水出しポットです。
注口部にフィルターを取り付け、ボトル内に直接茶葉やティーバッグを入れて完了です。ボトル内にフィルターが無いので、果物を入れてフレーバーティーにしたり、ワインを入れてサングリアを作ったりなど、幅広い使い方ができます。ワインボトルのような形もおしゃれで、食卓になじみますね。ふたの部分はシリコン素材となっているため、お手入れも簡単。販売価格は2000円前後です。
キントーの「LUCE コールドブリューカラフェ 1L」は、お茶とコーヒーどちらにも使えます。
個性的な形をしたガラスのポットとステンレスのふたを組み合わせた、スタイリッシュなデザインが特徴的です。注ぐたびにふたを空ける必要はなく、ポットを傾けるだけで注ぐことができます。ホコリが入るのを防ぎ、注ぎ口は液だれしにくい設計。デザインにもこだわりたい人におすすめの水出しポットです。販売価格は5300円前後です。
タケヤ化学工業の「スリムジャグ2 茶漉し付 1.1L」は、熱湯にも対応しています。
ふたがしっかりと閉まるので、冷蔵庫の中で横置きにしてもこぼれにくい設計になっています。口が広く、部品も簡単に解体できるので、洗いやすく衛生的です。お茶メインで使いたい人におすすめ。販売価格は1300円前後です。
ハリオの「水出しコーヒーポット ミニ MCPN-7CBR」は、600mlと小さめなので、1〜2人分のコーヒーを入れたい時におすすめです。
コーヒーは長時間放置すると味が劣化してしまうので、飲み切りサイズのポットはうれしいですね。ストレーナーの底が外れるので、コーヒー粉を出しやすく、洗いやすいのもポイントです。販売価格は1200円前後です。
とにかく量を重視したい人は、岩崎工業の「冷水筒 フェローズ 2.2L K-1297MC」がおすすめです。
2.2Lと大容量のため、家族の多い家庭や大勢で集まった時に便利です。大容量ですが、2Lのペットボトルサイズ以下の高さのため、野菜室にも入れやすい大きさ。横置きにもできるので、空いているスペースを有効に活用できそうです。ふたは茶渋が付きにくい加工がされており、ホコリ防止のキャップも付いているので衛生的です。販売価格は1300円前後です。
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