「JSDF」は、ケンテックス(KENTEX)が防衛省の協力を得て開発している自衛隊時計シリーズです。
陸上自衛隊、海上自衛隊、航空自衛隊、それぞれの隊にちなんだ機能性や、各隊のエンブレムがデザインに織り込まれているなど、デザイン性も備えているとして人気です。今回は、そんな「JSDF」シリーズの中から、陸上自衛隊モデルをピックアップして紹介します。
JSDFシリーズの定番モデルです。「S455M-01」は、陸上自衛隊の正式なロゴを採用しています。海外派遣などで外国との交流が多いため、国旗マークも織り込まれています。
ダイアルは視認性を重視したデザインで、カラーは制服の色をイメージしています。針には蓄光塗料が塗布されており、夜間でも視認性を保ちます。リュウズは手の甲に当たりにくいよう、4時位置に設置。ナイロンバンドには革が裏打ちされているため、使い心地と耐久性を備えています。
JSDFスタンダードシリーズの中でも、「S715M-08」は、黒いボディに迷彩のデザイン。周囲の環境にカモフラージュすることを目的としている迷彩模様は、実は世界各国で仕様が異なっています。このモデルでは、陸上幕僚監部の協力により、陸上自衛隊が正式採用している迷彩柄が再現されています。
そのほかのスタンダードモデルと同じく、見やすいダイアル、ナイロン製バンド、4時位置のリュウズで、視認性と装着感を確保。裏ぶたにはレンジャーのロゴが刻まれています。
「S715M-04」は、ソーラー充電に対応したモデル。「J-Solar」を採用しており、フル充電すると、まったく光がない環境でも6か月間稼働できるため、電池の心配はありません。1000LX(ルクス)以上の光を当てるとわずか数秒で再稼働するクイックスタート機能を搭載。パワー消耗警告機能も付いています。
ケース径は42.5mm。手の甲に当たらないよう4時位置に配置したリュウズ、24時間インデックス表記、ソーラーパネルに映されたエンブレムが特徴的なデザインです。「S715M-04」はメタルバンドですが、ナイロンバンドの「S715M-01」も用意されています。
「JASDF PRO」は、陸、海、空、各隊に求められる機能やスペックを搭載したシリーズ。その中でも陸上自衛隊モデルの「S690M-01」はステルス性を高めた仕様です。
時計全体に施されたブラックIP加工と、ライトスモーク加工されたK1超硬質ガラスで、わずかな光の反射も許されない状況にも対応します。ケース径は43mm。漆黒のボディが魅力的なモデルです。
「S789L-01」は、女性自衛官からの要望で作られたレディースモデル。視認性にも配慮した33mmのケースです。
サファイアガラスとメタルベルトを使用しており、現場でも長く使える仕様になっています。女性らしさを表現した12時位置のダイヤモンドには、「意思の硬さ」「永遠」という意味があります。3時位置には日付を表示し、6時位置にはエンブレムを配置。インデックス外周には蓄光塗料が塗布されているため、夜間の視認性も備えています。
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