そろそろ店頭では春物を見かけるようになりましたが、1月・2月は寒さが厳しい時期です。まだまだ必需品のアウターですが、おすすめなのがワークマンの商品です。暖かいのはもちろんですが、機能性が高いのに低価格のものが多いのが特徴です。
今回紹介するのは、レディースの「防風撥水ストレッチウォームフーディ」(以下、ウォームフーディ)。販売価格は2900円(税込、以下同)とリーズナブルですが、着心地や使い勝手はどうなのでしょうか。さっそくレビューしていきます。
ワークマンのウォームフーディは、中綿入りでふんわりとしたシルエット。実際に着用してみても、全体的にボリュームのある印象になります。写真は身長155cmの女性がMサイズを着用しています。お尻全体までは隠れないですが、腰回りはしっかりと保温してくれています。他にL、LLサイズがあります。着用カラーはラベンダーです。他にローズ、ベージュ、ネイビーがあります。
ふんわりとしたシルエットはかわいらしいのですが、リュックを背負ったり、ショルダーバッグを斜めがけにしたりすると、少し窮屈さを感じてしまいます。トートバッグを使った方がよいのではないかと思いました。
素材は表地、中綿、裏地ともにポリエステル100%となっています。ワークマンには、オリジナルの「フュージョンダウン」を使用したアウターもありますが、ウォームフーディに関しては使用されていません。
ウォームフーディははっ水加工が施されているので、水を弾きます。防水加工ではないので完全に水の侵入を防ぐのは難しいですが、多少の雨ならしのぐことができます。ただ、何度も洗濯を繰り返すと生地にダメージが加わるので、はっ水性が衰える場合があります。
写真はウォームフーディを床に広げている状態で水をかけています。水が表面でスーッと動いて1カ所に集まっていきました。雨だけではなく雪が降っても安心ですから、寒い冬のアウターに最適でしょう。
ウォームフーディは生地にストレッチ性があります。すごく伸びるわけではないですが、肘や脇の下など、色が濃くなっている部分は生地が伸びやすくなっています。
腕を曲げたり上にあげたりしやすくなっているので、身体を動かすアウトドア活動でも便利に使えそうです。
屋外で使用すると汚れが気になりますが、ウォームフーディは自宅で洗濯ができます。洗濯ネットに入れて洗濯します。汚れたらすぐに洗えるので、いつでも綺麗な状態で使うことができそうです。
蛍光増白剤入りの洗剤やタンブラー乾燥を使用しないなど注意点はありますが、クリーニング代の節約にもなります。
ワークマンのアウターには、裏アルミプリント加工が施されている商品があります。2022年には、シルバーアルミプリントの1.5倍の保温性を誇る「ブラックアルミ」が登場しました。もはやワークマンの得意分野ともいえる裏アルミプリントですが、ウォームフーディにはその加工がありません。
そうなると、暖かさに不安を感じてしまうかもしれませんが、風が強い日や天気が悪い日でも問題なく使うことができました。裏アルミプリントにより背中がポカポカして暖かいですが、逆に暑すぎるという人もいます。汗をかいた後の冷えを考えると、最初から裏アルミプリントがない方が良い場合もあります。これに関しては、着用する時の気温や運動量などに合わせて選ぶとよさそうです。
ワークマンの「防風撥水ストレッチウォームフーディ」は2900円です。まだまだ寒い時期が続きますから、ワークマンのアウターで暖かく過ごしていきたいですね。
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