・経験豊富な投資家も3億円の大損!? 400人以上をだました証券会社が破産

2月2日は「南アフリカワインの日」です。1659年2月2日に南アフリカで初めてワインが作られたことに由来し、食品や酒類の卸売業を手掛ける国分グループ本社株式会社が制定しました。

ワインといえばフランスやイタリアのイメージが強いですが、実は南アフリカも主要な生産国の1つで、世界で8番目に多く生産しています。

【2021年のワイン生産量(リットル)】

OIV「STATE OF THE WORLD VINE AND WINE SECTOR 2021」より著者作成

拡大画像表示

「新世界ワイン」の代表格

南アフリカのように、ワイン生産の歴史が比較的新しい国のワインを「新世界ワイン」といいます。新しいといっても、南アフリカのワイン作りは日本が江戸時代の頃から始まっており、その歴史はおよそ350年にも及びます。南アフリカワインは、新世界ワインの中でも歴史の深いワインといえるでしょう。

南アフリカのワインは、主にウェスタン・ケープ州を中心とした沿岸部で作られます。気候や土壌がブドウ栽培に適しており、シャルドネやカベルネ・ソーヴィニヨンなど、さまざまな品種でワインが作られています。

1920年代には、南アフリカ固有の品種としてピノタージュも誕生しました。ピノ・ノワールとサンソーを人工交配させた黒ブドウで、ピノタージュで作られる赤ワインは国際的に高い評価を得ています。

南アフリカにおいて、ワインは主要な産業の1つに数えられます。農産物輸出品ではワインが2番目に多く、全体の7.7%を占めました。皆さんも「KWV」とラベルに書かれたワインを見たことがあるのではないでしょうか。南アフリカの代表的なワイナリーで、同社のワインは世界中で販売されています。

【南アフリカの農産物輸出上位5品目(2018年)】
1.オレンジ:8.12億ドル(シェア:8.0%)
2.ワイン:7.81億ドル(同7.7%)
3.ぶどう:5.38億ドル(同5.3%)
4.とうもろこし:4.52億ドル(同4.5%)
5.調整食料品:4.23億ドル(同4.2%)

出所:農林水産省 南アフリカの農林水産業概況