マーケット
4/16 15:15
38,471.20
-761.60
37,735.11
-248.13
暗号資産
FISCO BTC Index
4/16 16:13:05
9,861,449
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

後場に注目すべき3つのポイント~為替に一時振らされてもなおこう着

2019/6/18 12:39 FISCO
*12:39JST 後場に注目すべき3つのポイント~為替に一時振らされてもなおこう着 18日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は3日ぶり反落、為替に一時振らされてもなおこう着 ・ドル・円は弱含み、豪ドルの急落が下押し ・値下がり寄与トップは、ソフトバンクグループ<9984>、同2位はファーストリテ<9983> ■日経平均は3日ぶり反落、為替に一時振らされてもなおこう着 日経平均は3日ぶり反落。56.05円安の21067.95円(出来高概算4億6000万株)で前場の取引を終えている。 17日の米株式市場でNYダウは小幅に反発し、22ドル高となった。6月のNY連銀製造業景気指数がマイナスに落ち込んだほか、全米住宅建設業協会(NAHB)の住宅市場指数も予想外に悪化。18日から開かれる連邦公開市場委員会(FOMC)を前に早期利下げへの期待が高まったが、上値も重かった。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで12円安からスタートすると、朝方は前日終値をはさんだもみ合いが続いた。ただ、前場中ごろにかけて円相場が1ドル=108.30円台に上昇したことにつれ、日経平均は21043.72円(80.28円安)まで下落する場面があった。東証1部の値下がり銘柄は全体の6割強、対して値上がり銘柄は3割強となっている。 個別では、ソフトバンクG<9984>が2%安で前場を折り返したほか、ファーストリテ<9983>、ソニー<6758>、楽天<4755>、村田製<6981>などがさえない。東海カーボ<5301>は4%超安。独炭素製品メーカーの買収を発表したが、資金負担への懸念が先行したようだ。第1四半期決算が2割超の減益となった西松屋チェ<7545>は売りがかさみ5%超安。また、国土交通省が業務改善命令を出す方針と報じられたTATERU<1435>は急落し、東証1部下落率トップとなった。一方、任天堂<7974>、トヨタ自<7203>、ZOZO<3092>、キーエンス<6861>などはしっかり。決算発表のツルハHD<3391>や高レーティング付与観測の東芝テック<6588>は大きく買われ、クボテック<7709>がストップ高で東証1部上昇率トップとなった。セクターでは、電気・ガス業、鉱業、保険業などが下落率上位。反面、医薬品、パルプ・紙、その他製品などが上昇率上位だった。 前場の東証1部売買代金は概算で7900億円程度にとどまっており、引き続き本日からのFOMC、19日からの日銀・金融政策決定会合といった重要イベントを前に株式市場では手控えムードが強い。前場は円相場の上昇とともに日経平均が軟化する場面もあった。薄商いのため先物の売買に振らされやすい面もあるだろうが、イベント前にポジションを傾けにくい状況のうえ、先週も指摘した日銀の上場投資信託(ETF)買い入れや企業の自社株買いが支えとなっているため、下げは限定的なものとなっている。 前場中ごろには6月の豪準備銀行(RBA)理事会議事要旨が公表されたが、これら主要国が金融緩和姿勢を見せているため、円相場は強含みで推移している。ただ、日銀にも早晩、金融市場から追加緩和の催促が強まるとみられ、現時点で円相場の一段の上昇までは想定しにくい。ひとまず日米の決定会合を見極めたいところだろう。なお、マザーズ指数は1%安で前場を折り返している。足元のもち合い相場を意識した利益確定の売りに加え、明日から連日で新規上場企業が登場するため、これに備えた換金売りも出ているものとみられる。目先はこう着相場のなか中小型株に活路を見出す動きが続きそうだ。 ■ドル・円は弱含み、豪ドルの急落が下押し 18日午前の東京市場でドル・円は弱含み。豪準備銀の追加利下げ観測を受け豪ドル・円が急落し、ドル・円を108円30銭台に押し下げた。 ドル・円は、108円半ばで寄り付いた後、もみ合いが継続。その後豪準備銀が公表した定例会合の議事要旨で追加利下げに前向きな見解が示されると豪ドル・円が値を下げ、クロス円の下落に波及しドル・円は108円33銭まで下落。 ランチタイムの日経平均先物はマイナス圏で推移し、目先の日本株安継続への警戒感から円売りは後退。一方、上海総合指数や米ダウ先物もマイナス圏で円売りは仕掛けづらい。また、米10年債利回りも低水準でドル買いは入りにくいようだ。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は108円33銭から108円60銭、ユーロ・円は121円66銭から121円96銭、ユーロ・ドルは1.1217ドルから1.1234ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・アマガサ<3070>やクボテック<7709>など、4銘柄がストップ高 ※一時ストップ高・安(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップは、ソフトバンクグループ<9984>、同2位はファーストリテ<9983> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・豪準備銀(議事要旨) 「さらなる緩和を決定するうえで労働市場が特に重要」 「今後、さらなる緩和の可能性が大きい」 「成長やインフレの見通しに対するリスクは両方向」 「インフレがしばらく低下し続ける要因がある」 「労働市場の余剰能力がしばらく残ることを示唆」 ・黒田日銀総裁 「米中貿易摩擦をめぐるリスクは高まっている。下振れリスクを注視」 「海外経済の変動が日本の物価2%上昇にどう影響するかを踏まえ、適切な運営に努める」 <国内> ・月例経済報告 <海外> ・英保守党党首選の第2回投票 ・米連邦公開市場委員会(FOMC、19日まで) 《HH》
関連銘柄 16件
1435 東証スタンダード
157
4/16 15:00
-3(%)
時価総額 14,307百万円
賃貸経営プラットフォーム運営会社。賃貸経営アプリの提供や投資用不動産のマッチング、スマートホテルの運営を展開。自社開発した清掃アプリでメンテナンスの一元管理を実現。業容安定し、3Q累計は大幅増収増益。 記:2023/12/22
3070 東証グロース
113
4/16 15:00
-6(%)
時価総額 1,423百万円
ノンレザーシューズメーカー。20~30代の女性向けに、企画、卸売、小売を展開。美術品やSDGs関連商品の販売等も。小売事業は損益改善。不採算店舗の整理等による経費削減が寄与。24.1期3Qは損益改善。 記:2024/01/27
3092 東証プライム
3,535
4/16 15:00
+101(%)
時価総額 1,101,662百万円
日本最大の衣料品EC「ZOZOTOWN」を運営。ヤフーLINE傘下。24.3期3Q累計は商品取扱高が着実増。販管費増こなし増収増益に。通期最高業績を計画。配当性向の目安を5割→7割に修正。大幅増益を予定。 記:2024/02/08
3391 東証プライム
10,195
4/16 15:00
-165(%)
時価総額 504,163百万円
北海道地盤のドラッグストア大手。積極的なM&Aで全国に店舗を拡大。海外はタイを開拓。24.5期上期は食品、医薬品、化粧品の販売が堅調。調剤の採算低下をこなして計画から一転増益に。通期増収増益・増配を計画。 記:2024/01/14
4755 東証プライム
809.8
4/16 15:00
-40(%)
時価総額 1,669,006百万円
国内最大のネットショッピングモール「楽天市場」を中心に、クレジットカード、銀行、証券、モバイルをグループ展開。インターネットサービスは堅調。販促奏功で国内ECは取扱高が拡大。23.12期通期は増収。 記:2024/02/25
5301 東証プライム
1,041.5
4/16 15:00
-22.5(%)
時価総額 234,278百万円
炭素・黒鉛製品メーカー。電炉用黒鉛電極やカーボンブラックに強み。23.12期3Q累計は競争激化の黒鉛電極で在庫評価損を計上。半導体向け製品も振るわず。だがカーボンブラックが好調。円安も寄与して増収増益に。 記:2024/01/15
6588 東証プライム
3,070
4/16 15:00
-55(%)
時価総額 176,921百万円
流通端末のトップメーカー。POSレジや店舗機器などの店舗システムに加え、複合機やオートIDシステムも展開。保守サービスでの強みを活かし、流通分野のDXを推進。国内向けPOSシステムの好調で3Q累計は増収。 記:2024/02/23
6758 東証プライム
12,935
4/16 15:00
+75(%)
時価総額 16,312,096百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
6861 東証プライム
65,200
4/16 15:00
+500(%)
時価総額 15,857,162百万円
世界有数のFA用センサメーカー。商品開発や直接販売に特化し、生産現場と開発分野用途のセンサ、測定器を展開。国内は売上横ばいだが、海外は売上増。24.3期2Qは増収。収益面は販管費の増加などが重し。 記:2024/01/09
6981 東証プライム
2,824
4/16 15:00
+39(%)
時価総額 5,725,499百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやEMI除去フィルタ高周波モジュールを手掛け、積層セラミックコンデンサで高シェア。業界最高水準の車載向けメタルパワーインダクタを商品化。生産減少や値下がりで3Q累計は一服。 記:2024/02/04
7203 東証プライム
3,649
4/16 15:00
-118(%)
時価総額 59,533,388百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
7545 東証プライム
2,139
4/16 15:00
-29(%)
時価総額 148,851百万円
ベビー用品や子供衣料、マタニティグッズ、育児用品を全国展開。出店はロードサイド中心。小学校高学年向け衣料に注力し、ショッピングモールや首都圏向け出店を強化。季節物衣料や雑貨の好調で、3Q累計は増収増益。 記:2023/12/19
7709 東証スタンダード
229
4/16 15:00
-10(%)
時価総額 3,167百万円
画像処理外観検査装置を製造・販売。CAD/CAMソフトやネットワーク機器、高画像映像伝送システム等も。日本セグメントは苦戦。画像処理外観検査装置の売上が足踏み。24.3期2Qは米国セグメントが増収。 記:2024/01/16
7974 東証プライム
7,524
4/16 15:00
-144(%)
時価総額 9,771,344百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。当期ミリオンセラータイトル数は自社17、他社7の計24本。新作タイトル好調や円安で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/27
9983 東証プライム
40,870
4/16 15:00
-750(%)
時価総額 13,005,692百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
8,108
4/16 15:00
-214(%)
時価総額 13,969,711百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10