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後場に注目すべき3つのポイント~日買い戻し弱ければあく抜け感もない軟弱相場・・・

2022/5/26 12:13 FISCO
*12:13JST 後場に注目すべき3つのポイント~日買い戻し弱ければあく抜け感もない軟弱相場・・・ 26日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は3日ぶり小幅反発、買い戻し弱ければあく抜け感もない軟弱相場・・・ ・ドル・円は小じっかり、仲値にかけて買い ・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位がソフトバンクG<9984> ■日経平均は3日ぶり小幅反発、買い戻し弱ければあく抜け感もない軟弱相場・・・ 日経平均は3日ぶり小幅反発。7.91円高の26685.71円(出来高概算5億5008万株)で前場の取引を終えている。 25日の米株式市場でNYダウは191.66ドル高と4日続伸。連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(5月3-4日)の公表を控え、中盤まで様子見が続いた。大部分の当局者が今後2回の会合で0.5ptの利上げが必要との認識で一致していたことが明らかになり、積極的な引き締め姿勢の継続が確認された一方、一段のタカ派化リスクへの警戒が後退したことで、引けにかけては安心感から上げ幅を拡大した。足元で売りが強まっていた小売やハイテク株にも買いが入り、ナスダック総合指数は+1.51%と反発。こうした流れを引き継いで日経平均は7.22円高からスタートすると、朝方は買いが先行し、一時220円高まで上昇。しかし、時間外取引のナスダック100先物が軟化するのに伴う形で日経平均も次第に弱含む展開に。前場中ごろには一時マイナスに転じる場面があったが、引けにかけては戻した。 個別では、東証プライム売買代金上位で川崎汽船<9107>が大幅高となっているほか、ソフトバンクG<9984>やソニーG<6758>、ファーストリテ<9983>が上昇。トヨタ自<7203>やSUBARU<7270>など自動車株の一角も高い。三井不動産<8801>は前日に続き、力強い動きで大幅続伸。4月の月次動向が評価された神戸物産<3038>は出来高を伴って急伸。外国人観光客の受け入れが来月から再開される方針と伝わったことでJAL<9201>、JR東<9020>、エアトリ<6191>、ビジョン<9416>などの旅行関連が軒並み高。国内証券がレーティングを引き上げたFPG<7148>は急伸し、東証プライム値上がり率トップに躍り出た。 一方、5-7月期の売上高見通しが市場予想を下回り、時間外取引で急落した米半導体大手エヌビディアの動きを嫌気し、東エレク<8035>やアドバンテスト<6857>などが大幅安。村田製<6981>、イビデン<4062>など関連株のほか、信越化<4063>やHOYA<7741>、ファナック<6954>など値がさ株の一角も下落。新たに品質不適切行為が発覚した三菱電機<6503>は大幅に下落。赤字が続いている医療ICTベンチャーの子会社化を発表したDeNA<2432>は急落し、東証プライム値下がり率トップとなっている。 セクターでは空運、不動産。ガラス・土石などが上昇率上位に並んでいる一方、非鉄金属、石油・石炭、電気機器などが下落率上位に並んだ。東証プライムの値上がり銘柄は全体の75%、対して値下がり銘柄は23%となっている。 日経平均は午前中ごろから失速し一時マイナスに転じるなど、前日の米国株高の流れに乗り切れていない。チャートでは、集中する25日、75日移動平均線に引き続き上値を抑えられる格好となっており、上値切り下げトレンドを脱する兆候すら見せることができていない。ただ、もともと前日の米国市場でも、FOMC議事要旨を無難通過したにも関わらず、年初来安値圏にあった米主要株価指数の上昇率は1%前後と、かなり物足りないものにとどまっていた。FOMC議事要旨の公表自体がそこまで大きなイベントとして捉えられていなかっただけだとは思うが、今の相場は、イベント前の買い戻しも弱ければ、イベント後のあく抜け感による上昇も見られず、完全に買い手不在の状況といえる。 前日の当欄で指摘したことの繰り返しになるが、連日で大きく下落しているリクルートHD<6098>や三井ハイテック<6966>、SHIFT<3697>などのグロース株代表格とも呼べる銘柄が、本日もかなり弱い動きを続けている。一部の外資系金融機関では前日のナスダックの上昇を受けて、テクノロジー株の売り圧力は終了しつつあるなどとコメントしたという。しかし、一昨日に年初来安値を更新したばかりのナスダックの前日の上昇率は1.5%。一日に4-5%も下落する日が度々あったことを考えると、売り圧力が終了しつつあるとは考え難い。上述したように、今日の東京市場でのグロース株の動きを見てもまだ弱い。本当に売り圧力が終了しつつあると言えるかを判断するにはまだまだ時間をかけた観察が必要だろう。 そうした意味では今晩の米株市場でのエヌビディアの反応は注目される。景気循環の性質とグロース株の性質を併せ持つ半導体株は、景気後退懸念と金融引き締め懸念がくすぶる今年は最悪な環境といえ、実際、かなり厳しく売り込まれており、最もパフォーマンスが悪いと言っても過言でない。そうした銘柄が予想を下回る見通しを示した時、本当にテクノロジー株の売り圧力が終了しつつあるのであれば、あく抜け感から株価はむしろ上昇するか、少なくとも想定程には下がらないといった動きが出るはずだ。エヌビディアは時間外取引で7%近く下落しているが、今晩の米株市場で実際にどれほどに下落するのかに注目したい。 後場の日経平均はもみ合いが続きそうだ。積極的な売買が見られず、商いも盛り上がらないなか、引き続きアジア市況や時間外取引のナスダック100先物など、外部環境に応じた短期筋の動きに左右されやすいだろう。今晩の米国市場では1-3月国内総生産(GDP)改定値のほか、コストコやダラー・ゼネラル、ダラー・ツリーといった小売企業の決算発表が予定されている。先週、ウォルマートやターゲットといった小売大手の決算が相場の急落を招いたことを踏まえると、今晩の米国市場の動きには要注目だ。 ■ドル・円は小じっかり、仲値にかけて買い 26日午前の東京市場でドル・円は小じっかりとなり、127円前半から半ばに値を上げた。仲値にかけて国内勢の買いが強まり、一時127円58銭まで上昇。その後は買いが一服しているが、米10年債利回りは下げ渋っており、現時点でドルは売りづらいようだ。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は127円12銭から127円58銭、ユーロ・円は135円87銭から136円55銭、ユーロ・ドルは1.0678ドルから1.0706ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・MITホールディングス<4016>、ブロードエンタープライズ<4415>など、3銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位がソフトバンクG<9984> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・米・4月耐久財受注速報値:前月比+0.4%(予想:+0.6%、3月:+1.1%) ・米・4月耐久財受注(輸送用機器除く)速報値:前月比+0.3%(予想:+0.6%、3月:+1.4%) ・米・4月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)速報値:前月比+0.8%(予想:+0.5%、3月:+0.4%) 【要人発言】 ・オアNZ準備銀行総裁 「インフレ期待の上昇継続は望まない」 <国内> 特になし <海外> 特になし 《CS》
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時価総額 12,565,756百万円
大手総合化学メーカー。塩化ビニル樹脂や苛性ソーダ、シリコンウエハ、機能材料を手掛ける。塩化ビニル樹脂等で世界首位。希土類磁石は車載市場等への拡販図る。24.3期3Q累計は自動車用入力デバイスが堅調維持。 記:2024/02/02
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6191 東証プライム
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時価総額 32,370百万円
航空券予約サイトを運営。訪日客向けWi-Fi貸出やITオフショア開発、投資事業なども。まぐまぐ等を傘下に収める。エアトリ経済圏の強化図る。旅行需要の回復で取扱高は大幅増。24.9期1Qは大幅営業増益。 記:2024/04/14
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総合電機大手。FA機器や自動車機器、昇降機、パワー半導体に強み。鉄道車両機器なども。24.3期3Q累計はFA機器が低調。だが自動車機器やインフラ関連が好調で増収増益に。4Qにルネサス株売却特益を計上予定。 記:2024/04/12
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時価総額 15,757,220百万円
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6857 東証プライム
5,245
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半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6954 東証プライム
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6,906
4/23 15:00
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時価総額 272,559百万円
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7148 東証プライム
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自動車中堅。販売台数の7割超が北米向け。トヨタと資本業務提携。運転支援システム「アイサイト」等が特徴。自動車事業部門は好調。売上台数は2桁増。国内は足踏みだが、海外が伸びる。24.3期3Qは大幅増益。 記:2024/04/14
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世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
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時価総額 4,432,370百万円
大手不動産会社。オフィスビルや商業施設の賃貸を主力に、マンションや住宅の分譲、不動産仲介、管理、ホテルやリゾート施設の運営も行う。今期3Q累計は売上高、利益ともに過去最高を更新した。賃貸と施設営業が増加。 記:2024/04/01
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時価総額 1,470,195百万円
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9201 東証プライム
2,855
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-7.5(%)
時価総額 1,248,046百万円
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9416 東証プライム
1,075
4/23 15:00
+56(%)
時価総額 54,134百万円
海外用WiFiルーターレンタルサービスを展開。世界200以上の国と地域で利用可能な定額制Wi-Fiルーターを手掛ける。インバウンド需要の改善等でグローバルWiFi事業は好調。23.12期通期は大幅増益。 記:2024/04/14
9983 東証プライム
42,180
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+730(%)
時価総額 13,422,562百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
7,518
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時価総額 12,953,168百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10