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新興市場見通し:米PCEコア鈍化で既存銘柄の押し目買いに期待、IPOは1社

2023/4/1 15:11 FISCO
*15:11JST 新興市場見通し:米PCEコア鈍化で既存銘柄の押し目買いに期待、IPOは1社   ■米金利高や換金売り圧力が重し 今週の新興市場は続落。欧米での金融システム不安が後退し、米長期金利が上昇する中、新規株式公開(IPO)ラッシュに伴う換金売りなども加わり、新興市場は週前半に大きく下落。週末にかけては米長期金利の上昇一服で買い戻しが優勢となったが、週末の米2月個人消費支出(PCE)コアデフレーターの発表を前にした様子見ムードが強まり、週前半の下落を埋め切れなかった。なお、週間の騰落率は、日経平均が+2.40%であったのに対して、マザーズ指数は-0.70%、東証グロース市場指数は-1.19%だった。 時価総額上位銘柄は全般冴えず、週間でビジョナル<4194>が-5.5%、フリー<4478>が-8.3%、ANYCOLOR<5032>が-11.5%、JTOWER<4485>が-4.5%、サンウェルズ<9229>が-4.5%、ステムリム<4599>が-6.8%、FPパートナー<7388>が-6.4%となった。ChatGPT関連の報道を契機に人工知能(AI)関連の一角が賑わい、週間騰落率ランキングではシルバーエッグ・テクノロジー<3961>が+40.5%と急伸。フッ素フィルムを用いたアンテナ一体型高周波伝送路を世界で初めて開発したとのリリースが手掛かり材料となったセレンディップHD<7318>も+33.0%となった。週間売買代金ランキングではハルメクHD<7119>、アイビス<9343>など直近IPO銘柄が上位にランクインした。 ■個人のセンチメント良好、トレンド上向き・業績良好な銘柄に着目 来週の新興市場は堅調か。今週末に発表された米2月PCEコアデフレーターは前年比+4.6%と市場予想(+4.7%)及び前月(+4.7%)から鈍化し、モメンタムを示す前月比でも+0.3%と市場予想(+0.4%)を下回り、前月(+0.6%)から鈍化した。米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ停止が近いとの期待が一段と高まり、米長期金利が低下する中、今週末の米株式市場はハイテク株を中心に大きく上昇した。今週の新興株は週前半の米長期金利の上昇と米PCEコアデフレーター前の様子見ムードから全体相場に比して出遅れ感が強かったため、来週は遅れを取り戻す形で買いが先行しそうだ。 今週まで続いていたIPOラッシュも来週は小休止の場面で、来週予定されているIPOは1社のみ。翌週以降に再びIPOの数が増えることや来週もブックビルディングは多数予定されいるため、換金売り圧力が完全になくなるわけではないが、セカンダリー投資を前提とした買い手控え要因は緩和されよう。 今週明けはハルメクHD<7119>や日本ナレッジ<5252>など直近IPOが急落する場面も見られたが、需給が過度に悪化することはなく、その後のIPO銘柄の初値形成や株価推移は良好なものが多かった。個人投資家の含み損益やセンチメントは悪くないと想定され、この点も来週の新興市場の堅調さを裏付けるものになりそうだ。一方、週末には米3月雇用統計が控えるため、週末にかけては利益確定売りに注意したい。 個別では、値動きの軽い直近IPO銘柄を中心にセカンダリー投資が活況となりそうだ。また、既存銘柄への押し目買いも想定されるため、今回は今週末終値が25日移動平均線より上方に位置し、25日線が上向きの銘柄の中で、今期増収率が30%以上と業績も良好な銘柄をスクリーニング。この中で特にENECHANGE<4169>、CCT<4374>、スマレジ<4431>、Finatext<4419>、Chatwork<4448>、unerry<5034>、ポート<7047>、MacbeeP<7095>、M&A総合研究所<9552>などはチャート形状も良好で、注目に値しよう。 《FA》
関連銘柄 21件
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-3(%)
時価総額 3,020百万円
マーケティング支援会社。AI技術がベースのレコメンドエンジンを活用したマーケティング支援ツールを、ECサイト運営会社やWeb会社に提供。レコメンダー市場シェア41%。販売施策向上し23.12期は営業増益。 記:2024/02/23
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時価総額 23,801百万円
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4194 東証プライム
9,150
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時価総額 351,278百万円
クラウド型の会員制転職サイト「ビズリーチ」や採用管理サイト「ハーモス」を運営。M&Aマッチング等も。ビズリーチのスカウト可能会員数は227万人超。HRMOS事業は売上伸長。24.7期1Qは2桁増収増益。 記:2024/01/28
2,676
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時価総額 10,067百万円
サブスク業者向け決済代行サービス「サブスクペイ」を提供。SaaS型の請求管理サービスも。24.12期はアカウント数の順調な拡大を想定。顧客単価上昇も続く見込み。販管費増こなして最高業績を計画。初配当予定。 記:2024/03/11
933
3/29 15:00
+4(%)
時価総額 45,680百万円
資産運用・保険業界向けにクラウド型の基幹システムを提供。アプリ開発やビッグデータ解析も。24.3期上期は前期に開始した基幹システム案件が貢献。データ解析も好調で3割超の増収に。通期では営業益黒字化を計画。 記:2023/12/12
4431 東証グロース
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3/29 15:00
+48(%)
時価総額 46,609百万円
POSシステム会社。クラウドサービス「スマレジ」を提供。スマレジの登録店舗数は13万6388店舗。サブスク売上比率は5割超。有料プラン店舗数は増加。24.4期2Qは増収増益。通期業績予想を上方修正。 記:2023/12/26
4448 東証グロース
510
3/29 15:00
+21(%)
時価総額 20,268百万円
ビジネスチャットツールを開発・提供。中小企業向けに強み。セキュリティソフトも。24.12期は高成長と利益創出を目指す。中計では26.12期に売上高150億円が目標。今年7月に「kubell」に社名変更へ。 記:2024/03/11
4478 東証グロース
3,540
3/29 15:00
+70(%)
時価総額 201,345百万円
中小企業向けにクラウド会計・人事労務ソフトを提供。販売管理ソフトや電子契約サービスも。オンラインマーケティング中心に広告投資実施。有料課金ユーザー企業数は45万8196件と増加。24.6期1Qは2桁増収。 記:2024/01/27
4485 東証グロース
3,965
3/29 15:00
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時価総額 101,750百万円
通信インフラ会社。携帯キャリアの携帯基地局の装置やアンテナ、構造物、電源等のシェアリングする事業を展開する。タワーシェアリングも行う。今上期はタワー移管が順調に推移した。施設内のシェアリングも拡大した。 記:2024/01/15
4599 東証グロース
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時価総額 29,182百万円
バイオベンチャー。大阪大学発。組織修復能力を最大限に引き出して組織や臓器の再生を誘導する再生誘導医薬を研究開発する。レダセムチドは新規臨床試験の開始に向けた研究開発が進捗。24.7期1Qは損益改善。 記:2023/12/26
5032 東証プライム
2,559
3/29 15:00
-35(%)
時価総額 159,479百万円
VTuberグループ「にじさんじ」の運営とそれに付随する物販などを展開。英語圏におけるVTuberビジネス等も。ANYCOLOR IDは110万ID超。VTuber数は増加。24.4期2Qは大幅増収増益。 記:2024/01/28
5034 東証グロース
2,820
3/29 15:00
+88(%)
時価総額 9,943百万円
リアル行動データプラットフォーム「BeaconBank」を運営。月間300億件以上のデータを武器に多業界で導入実績。リカーリング顧客売上高比率は9割超。顧客数は順調に増加。24.6期2Qは2桁増収。 記:2024/02/22
5252 東証グロース
1,518
3/29 14:59
-3(%)
時価総額 2,089百万円
品質・テスト技術、開発・セキュリティ製品を手掛ける総合ICTサービス企業。主要顧客は大塚商会。顧客のテスト自動化の受託などにより、検証事業は好調。開発事業は収益堅調。24.3期3Q累計は増収増益。 記:2024/02/25
7047 東証グロース
2,300
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時価総額 27,731百万円
就活情報サイト「キャリアパーク!」、就活生向け企業口コミサイト「就活会議」を運営。外壁塗装専門サイト等も。成約件数の増加等で人材支援サービスは好調。24.3期3Qは2桁増収増益。通期業績予想を上方修正。 記:2024/03/05
14,730
3/29 15:00
+420(%)
時価総額 47,755百万円
アナリティクスコンサルティング事業が柱。データ解析プラットフォーム「ハニカム」を基軸に事業展開。LTVマーケティング事業は新規案件受注が順調。24.4期2Q累計は業績伸長。通期業績予想を上方修正。 記:2024/01/09
983
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時価総額 10,048百万円
情報サービス会社。50代以上のシニア女性向けに雑誌「ハルメク」を提供する。動画や講座の配信、カタログやEC、店舗での物販等も行う。今期3Q累計は顧客数の増加により、雑誌や全国通販が二桁の成長を継続した。 記:2024/02/29
2,041
3/29 15:00
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時価総額 9,287百万円
中小企業に特化した事業投資会社。ものづくり企業向け経営コンサルや事業承継サポート、M&A支援なども。モノづくり事業は伸長。自動車生産台数の増加やM&A効果などが寄与。24.3期3Q累計は大幅増収増益。 記:2024/02/24
7388 東証プライム
6,400
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-30(%)
時価総額 147,200百万円
複数の保険会社の商品を扱う乗合代理店「マネードクター」を展開。FPによる無料相談に強み。営業社員の純増数は過去最高。保険契約見込顧客数は15万130件と増加。増収効果等で23.11期通期は大幅増益。 記:2024/02/02
9229 東証グロース
2,742
3/29 15:00
+13(%)
時価総額 96,573百万円
パーキンソン病専門介護施設「PDハウス」を運営。認知症対応型グループホームやデイサービス、医療特化型有料老人ホームも展開。パーキンソン病に特化したリハビリプログラムに定評。稼働率安定し、中間期は利益急伸。 記:2023/12/25
9343 東証グロース
3,295
3/29 15:00
-25(%)
時価総額 11,496百万円
モバイルペイントアプリを開発・運営。アプリ上の広告枠販売が主な収益源。IT技術者派遣も。24.12期は円高想定でアプリ広告収入減の見通し。だがサブスク売上や受託開発が拡大する見込み。最高業績・増配を計画。 記:2024/03/10
9552 東証プライム
6,980
3/29 15:00
+240(%)
時価総額 402,439百万円
独立系のM&A仲介企業。完全成功報酬制の料金体系などで優位性。譲渡企業の業種は建設業や情報通信業、製造業が多い。成約件数は66件と大幅に増加。大型案件の寄与で成約単価は上昇。24.9期1Qは業績堅調。 記:2024/02/10