今回の「スゴ撮」は、コロナ禍でも好調、いま驚きの新機能を持つ「最新電動アシスト自転車」をスゴ撮する。

電動アシスト自転車の出荷台数が右肩上がり

渡邊渚アナウンサー:
電動アシスト自転車がこちらにも、そして向こうにまでずらーっと並んでいます

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自転車業界の市場規模は、過去最高を見込んでいる。

その中で移動手段として大注目の電動アシスト自転車は、出荷台数で普通の自転車に右肩上がりで迫る勢いだ。

ヨドバシカメラ マルチメディア吉祥寺 自転車専門チーム・小泉勝稔さん: 
この時期から少しずつ新商品の方も発売されてまいりますので、秋口から年末年始に向けてよく売れるようになってきます

9月からも、おどろくべき新機能を持った電動アシスト自転車が続々と発売されている。

子どもを乗せてもふらつかない

まずは、買い物や子供の送迎に人気の「子供乗せ型の電動アシスト自転車」。 
実際に商品を試乗できる店内のコースには、「子供乗せ型」を試す人の姿があった。

さっそく、どんな商品があるのか見てみる。

渡邊渚アナウンサー:
変わった名前の自転車があります。ふらっか~ず?

その名も、丸石サイクルの「ふらっか~ずココッティアシスト」13万7500円(2021年2月発売 メーカー希望小売価格)。車両重量32キロ、充電時間約5時間、1回の充電あたり走行距離約80キロ(エコモード)。

1987年に国内初の子供乗せ専用自転車を発売した丸石サイクルが、2021年2月に発売した新商品である。商品の一番の特徴は…

渡邊渚アナウンサー:
最初のひとこぎ目から、すごくスムーズにまっすぐいけます

丸石サイクル商品部・座間知子さん:
名前の通り、お子さんを乗せてもふらつかない

この自転車は、ふらつきにくいのが特徴。
そこで、床にテープをまっすぐ貼り、どれだけふらつかずその上を進めるのか、性能をスゴ撮する。

まずは、前に荷物を3キロ、後ろにも人形を乗せ、アシスト機能のない同じメーカーの普通の自転車から調査。

こぎ出した瞬間、タイヤが線からはみ出しそうになり、その後もふらついてしまった。

続いて、アシスト機能付きの自転車に乗り換えて挑戦。
こぎ出しでふらつかず、線の上をまっすぐ進めている。

比べて見ても、ふらつき具合がかなり違うことが分かる。

渡邊渚アナウンサー:
普通の方は重くてふらついてしまいましたが、アシスト付きのものは引っ張られる感覚でスッとこげました

実はこの自転車、ふらつきを抑えるために前輪にフロントモーターを採用。

丸石サイクル 商品部・座間知子さん :
こぎ出しと同時にフロントモーターが働いて、こぐ力とモーターの力が同時に働くのでより安定して走ることができます

最小・最軽量で折りたたみ…持ち運べる電動自転車

次は、10万円以下の商品。
ヨドバシカメラ吉祥寺店では、7万円台で1回の充電あたり走行距離約36キロの「パナソニックサイクルテックSW」7万9210円(撮影時)などの商品が並んでいる。。

ヨドバシカメラ マルチメディア吉祥寺 自転車専門チーム・小泉勝稔さん: 
お値段が10万円以下でお求めやすい商品は、多少機能を絞ったモデルとなっているのでお求めやすくなっております

次は、ジック「トランスモバイリーNEXT140」10万9780円(2021年3月発売)。車両重量約11.3キロ、充電時間約3時間、1回の充電あたり走行距離約24キロ。

特徴は、軽さ。
めざましテレビで、2021年発売の電動アシスト自転車25台の重さを調べたところ、平均は22.7キロ。
しかし、この「トランスモバイリーNEXT140」は、車体の多さ約11.3キロと平均よりも10キロ以上軽い。

渡邊渚アナウンサー:
おっ!軽い! 電動自転車なのに持てちゃうくらい軽い!

ジック部長・西尾亮一さん: 
最小・最軽量クラスの軽さを追求した、持ち運ぶために作られた電動アシスト自転車です

タイヤも14インチと、とても小型な電動アシスト自転車。また、工具なしで簡単に折りたため、持ち運びも楽々だ。

“押し歩き”モードで坂道を楽にアシスト

次は、Fun Standard「HIMO Z20」12万5500円~(9月6日自社サイトで予約販売開始)。

世界で5万台以上を売り上げる人気電動アシスト自転車が、車両重量約21.6キロ、充電時間約5時間、1回の充電あたり走行距離約80キロ(エコモード)と日本モデルに改造され、9月6日一般発売を開始。

ただ乗るだけじゃないその特徴は、サドルにあった。

渡邊渚アナウンサー:
サドルが空気入れになりました。ちゃんと空気が入っていっています

サドルの中は、空気入れになっているのだ。

海外EC担当・本岡さん: 
スタイリッシュさはもちろんなんですけど、機能的で初心者の方が買っても安心して使っていただける

次は、電動アシスト自転車を数多く販売するパナソニックサイクルテックから「ビビ・L・押し歩き」12万9000円(2021年7月発売)。車両重量約24キロ、充電時間約4時間、1回の充電あたり走行距離約78キロ(ロングモード)。

見た目は一見普通の自転車だが、特徴は「押し歩きモード」。

パナソニックサイクルテック商品企画部商品企画課・橋浦佑基さん: 
今回搭載したのは押し歩きモード。自転車を押し歩く際に助けてくれるというところが、一番のポイントになります

自転車を押して坂を登る際なども、楽に押して歩くことができるというのだ。

では「ビビ・L・押し歩き」を、 勾配約20度のスロープでその実力をスゴ撮する。
用意したのは「ビビ・L・押し歩き」と「押し歩きモード」がない同タイプの自転車。

まずは、普通の電動アシスト自転車から調査。

渡邊渚アナウンサー:
うお…、うそでしょ、登れない。登り切るのに精一杯

真横から見てみても、体がかなり前のめりになって前になかなか進めない様子がわかる。

続いて、「押し歩きモード」でスロープに挑戦。

渡邊渚アナウンサー:
おー!自転車が勝手に進んでいく!あっという間にたどり着きました

姿勢を崩さず、スーッとを上がっていくのが分かる。

比べてみると、「押し歩きモード」がスロープをあがるサポートをしてくれ、楽に早く登ることが出来た。

秋に向かうこの季節、みなさんもぜひ検討してみてはいかがだろうか。

(「めざましテレビ」9月6日放送より)