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熱すぎるぞクロップ! リバプールサポーターの心を掴んだ闘将の”暑苦しすぎる”事件5選【編集部フォーカス】

イングランド・プレミアリーグのリバプールを率いるユルゲン・クロップ。勝利した試合後に派手なガッツポーズを連発するパフォーマンスは、アンフィールド(リバプールの本拠地)の名物のひとつと言えるだろう。マインツ、ドルトムント、そしてリバプールと、これまで指揮を執ってきたクラブで、クロップは選手だけでなく、サポーター、そしてフロントにも愛されてきた。そこで今回は、クロップの熱すぎるエピソードを紹介していく。

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

現役引退と同時に監督就任

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マインツで指揮を執るユルゲン・クロップ【写真:Getty Images】

 1967年、ドイツ・シュトゥットガルトに生まれたユルゲン・クロップは、ドイツの下部リーグのチームを渡り歩く。そして1990年、ブンデスリーガ2部に昇格したばかりのマインツに加入した。

 2000/01シーズン、2部を戦うマインツは開幕から低迷が続き、監督解任を断行したものの、降格圏へと沈んでいた。

 状況を打開しようとしたゼネラル・マネージャーのクリスティアン・ハイデル(現シャルケスポーツディレクター)は2001年2月末、エックハルト・クラウツン監督を解任。後任として監督に据えたのは、直近に行われたグロイター・フュルト戦に先発していたマインツのベテランDFクロップだった。

 33歳にして現役引退と同時に監督に就任したクロップは、現在の代名詞ともいえる4バックと攻撃的なプレッシングをチームに導入。するとマインツは直後のデュイスブルク戦に3-1の勝利を挙げた。

 この勝利を皮切りに、マインツは7戦で6勝を挙げ、クロップはチームの建て直しに成功。その後も勝ち点を積み重ねたマインツは、リーグ戦を14位でフィニッシュし、見事に2部残留を果たした。

 その後、クロップが率いるマインツは2003/04シーズンを3位で終え、クラブ史上初となる1部昇格を達成。クロップの名が全国に知れ渡ることとなった。

【次ページ】思わぬ災難に…

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