先輩から大後輩への贈る言葉は身を刻むようだ。日本ハムの斎藤佑樹投手(29)は9日、自主トレ先の米・グアムへ後輩の白村明弘投手(26)とともに成田空港から旅立った。
「向こうでは1日50球は毎日投げたい。今年で30歳? いつまで野球をさせてもらえるかわからない。感謝の気持ちを忘れずにいたいですね」と危機感いっぱい。
グアムでは1日9時間に及ぶ練習と食事制限で2月からの春季キャンプに備える。
まったなしの1年のはずだが、昨年末には週刊誌に『クリスマスイブイブ合コン 午前3時の熱投』などと、複数の女性らとの飲み会を報じられた。記事では、大声で一気のみをあおっていたとされたが、当の右腕は「大学時代の先輩に呼び出されて後輩の有原(航平投手)と行ったのですが、周りの迷惑になるような大声を出していませんよ。本当にやましいことはしていないので、記事が出てからも気にせず外に出ています」と潔白を主張した。
この日新人合同自主トレでプロの第一歩を踏み出した後輩の清宮には「自分も負けないように頑張るだけ。(清宮は)絶対に視線は集まるし、週刊誌にも追われるけど、やましいことをしていなければ何を撮られようと問題ないんです。ストレスに感じることはないからね、といいたいです。堂々と行きましょう!」
そう言い残し、搭乗口をくぐった斎藤。助言だけでなくグラウンドで後輩に頼もしい後ろ姿をみせたい。