星野仙一氏に一番殴られた男中村武志氏 後ずさりしながら65メートル「シバかれ」続け、飛んできた灰皿は間一髪で避けた

審判に猛抗議する(右から)中村氏と星野氏(1998年)
審判に猛抗議する(右から)中村氏と星野氏(1998年)

 【追悼・星野仙一 鉄拳制裁】

 4日に逝去した星野仙一氏(享年70)から、最も厳しい指導を受けたことで知られるのが中村武志氏(50)=現韓国KIAコーチ=だ。星野監督時代の中日で一番殴られた男であるのは自他ともに認めるところだ。(山戸英州)

 怖い、怖くないのレベルじゃない。生きるか死ぬか、それくらいの感覚でした。

 自信があるのは、どの野球人よりも星野さんに一番怒られたということ。人が人をここまで怒れるなんて見たことも聞いたこともない。人間じゃないと思いました。ただ、それも野球を上達させるため。プラスになるように怒ってくれていたと思います。

 鉄拳制裁もありました。室内練習場でジャージー姿でヘルメットも被らず、先輩のバットで練習している姿を見つけられたときには、後ずさりしながら距離でいうと65メートルくらいシバかれ続けました。

 キャンプ中、室内練習場での居残り特打を運動靴でやっていたら、いつの間にか見られていて、「スパイクは?」と聞かれ、返事をためらった瞬間、場内を1周半歩きながらグーとパーで殴られ続けました。

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