なぜ大谷翔平は本塁打が止まった? 米メディアが指摘“不振招いた3つの要因”

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」が指摘

■エンゼルス 3ー2 Wソックス(日本時間16日・シカゴ)

 エンゼルスの大谷翔平投手は15日(日本時間16日)、敵地でのホワイトソックス戦で5打数無安打に終わり、4試合連続でアーチが出ていない。シーズン終盤にかけてバットは湿り、本塁打王争いでも“キング陥落”。そんな中、米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」では、不振を招いた“3つの要因”を挙げている。

 熾烈な争いを繰り広げている中で、最後の壁に直面している。大谷の9月の月間成績は打率.158(38打数6安打)、2本塁打、4打点。その間にブルージェイズ・ゲレーロJr.に本塁打数で抜かれ、ロイヤルズ・ペレスにも44本塁打で並ばれた。

 同メディアの記事ではまず、8月28日(同29日)の本拠地・パドレス戦で右手首付近に投球を受けたことを指摘。水原通訳を介し、その痛みに対処していると話していたことに言及している。さらに登板した9月3日(同4日)の本拠地・レンジャーズ戦でも、メジャー自己最多117球を投げた後に張りを感じたことにも触れており、負傷の影響を推察する。

 第2の理由としては、大谷の後続を担うことが多いゴセリンやフレッチャーが得点力の高いスラッガータイプではないことを強調。大谷に対してストライク勝負をしなくてもいいケースが生まれることで、大谷が結果的にボール球に手を出すようになったとしている。

 そして第3の理由は、逆方向に打てていないこと。野球専門の米データサイト「ファングラフス」の数値を引き合いに、引っ張った打球の割合を紹介。好調だった6月に51.9%だったのが、9月は66.7%と増加傾向に。7月2日(同3日)以降、逆方向への本塁打が出ていないことも触れた。

(Full-Count編集部)

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