耳に引っ掛けて落ちない。BOSEのオープンイヤーなスポーツ用完全無線イヤフォン

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  • author 岡本玄介
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耳に引っ掛けて落ちない。BOSEのオープンイヤーなスポーツ用完全無線イヤフォン
Image: BOSE

耳の穴を塞がないけど骨伝導ではないって?

音響機器の老舗BOSE(ボーズ)から、スポーツをするために作られた完全無線イヤフォン「Bose Sport Open Earbuds」がお目見えしました。これの面白いところは、耳に引っ掛けるので落ちにくいだけでなく、初のOpenAudio技術を採用したことで、骨伝導ではないのに耳を塞がず音が聞こえる点です。これなら、ランニング中に後ろから来る自動車の音などもキャッチできそうですね。

充電の持ちは8時間。そしてIPX4防水で水や汗に濡れても大丈夫です。BOSEの音楽アプリと連携し、マイク内蔵で通話も可能となっています。

オープンイヤーで自然な音が聞こえる

説明によると、耳の穴から少し離れた場所から音が聞こえるというのは、「自然なリスニング体験のため、空気を通して音波を送る」ことで実現しているそうです。一般的に音というのは、空気の振動で伝わるものですもんね。そう考えるとちょと合点がいく気がします。それでいて、音漏れを最小限に抑えつつ、16mmのドライバーがフルレンジの豊かな音を耳に届けるよう設計されているのです。

周囲から聞こえる音の情報も同時に聞こえるので、この世界に響く音とイヤフォンからの音声・音楽が融合するのは、ユニークで刺激的な感覚を体験できる、とBOSEは伝えています。

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Image: BOSE

カナル型のイヤーピースだと、激しい動きでスポっと抜けることがあるかと思います。でも耳の上部分を挟むデザインなら、ブリッジや逆立ちくらいでも落っこちません。それでも快適さと安定性を追求し、テストを繰り返されているので、痛いということはあまりなさそうです。

30分の急速充電でも3時間使える

耳の後ろに引っ掛けるフックは、アンテナ収納スペースとしても活躍しています。なのでスマホから9m離れていても、再生音が聞こえてきます。また充電時間は2時間でフルですが、30分の充電でも最大3時間の再生ができます。充電残量は専用アプリで確認ができ、音量の操作なども行なえます。

価格は199.95ドル(約2万円)ですが、販売は今のところ、アメリカとカナダだけの限定なのだそうな。早くグローバル展開してほしいですね。

Source: Twitter via BOSE via uncrate