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10/28【NOAH】論外が最終前哨戦でまさかのピンフォール負け デビュー1周年・矢野が歓喜の初勝利

『Go on to the DEMOLITION STAGE 2021』熊本城ホール・シビックホール(2021年10月28日)
○矢野安崇&HAYATA&小川良成&吉岡世起vsEita&YO-HEY&鈴木鼓太郎&NOSAWA論外×

 デビュー1周年を迎えた矢野が歓喜の初勝利。10・30博多大会のGHCジュニア王座戦「(王者)HAYATAvsNOSAWA論外(挑戦者)」に向けた最終前哨戦で、論外がまさかのピンフォール負けを喫した。

 シングルマッチでの前哨戦となった10・24長岡大会では、HAYATAのヒザ攻めを耐えきってのフルタイムドロー。論外がHAYATA攻略へ手応えを深めたところで臨んだ最終前哨戦で、思わぬ落とし穴が待っていた。

 のっけからHAYATAと先発して今宵はじっくりとテクニカルにやりあったが、中盤に入って歯車が一気に狂う。小川が因縁のEitaをラフ全開の制裁モードで見せつけるように徹底捕獲すると、コーナーで声を荒げて猛抗議。抗議すればするほどレフェリーの注意が集中し、その死角でEitaがいたぶられる展開が続いた。

 しまいには「こんな試合やってられっか!」とブチ切れ、終盤には我を忘れて試合権のないHAYATAとナックルパートで感情的な殴り合いを展開。完全に冷静さを失わされた状態で、HAYATAのハンドスプリングエルボーを浴びるや、すかさず試合権を持つ矢野が飛びつき回転エビ固めで丸め込み、あれよあれよのうちに3カウントが数えられた。

 最終前哨戦でデビュー1年の新人に初勝利を献上する不覚の結末。怒りと悔しさにまみれる論外めがけて、これみよがしに矢野の手を掲げたHAYATAは、不敵にベルトを見せつけてから去っていった。

 怒りがおさまらない論外は本部席をひっくり返すなどして大荒れ。バックステージでも「つまんねえ質問したらぶっ殺してやっからな」とメディアを威嚇しつつも、「これがプロレスの怖さだよ。あさってのGHCジュニアヘビー、ノアジュニアで…いや、ノアの中で一番弱い俺が挑戦するんだ。HAYATA感謝しろ」と自嘲気味に姿を消した。

 デビュー1周年記念日にうれしい自力初勝利となった矢野は「まだまだこれで満足しません。もっともっと上を目指すために、これからも頑張っていきます」と曇りない笑顔でさらなる飛躍を誓った。

【矢野の話】「よっしゃあ! ちょうど今日でデビューして1年。その1回目の試合で自分が勝つことができて、いいスタートが切れたと思います。でも、まだまだこれで満足しません。もっともっと上を目指すために、これからも頑張っていきます。ありがとうございました」


【試合後の論外&Eita&鼓太郎】
▼論外「つまんねえ質問したらぶっ殺してやっからな。つまんねえ質問したらぶっ殺してやるよ」

▼Eita「クソ、小川おい! 急所ばっかじゃねえか、あいつら。汚ねえことしやがってよ」

▼論外「おい、てめえら。つまんねえ質問してみろよ俺に、おい。今日は許さねえぞ。これがプロレスの怖さだよ。あさってのGHCジュニアヘビー、ノアジュニアで…いや、ノアの中で一番弱い俺が挑戦するんだ。HAYATA感謝しろ。俺はそれだけだ。あとお前ら言ってやれ、STINGERに」

▼Eita「おい、小川。小川のオッサン。おい、お前よ、36年やってんだろプロレス。36年やってお前、急所攻撃しかできねえのか? おい小川、しょっぺえんだよ、このヤロー」

▼YO-HEY「あとな、中山(レフェリー)が悪い」

▼鼓太郎「(小川は)調子よさそうだね。早く俺とシングル組んでよ」

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