今年の外野手は来田涼斗、西川僚祐など大型外野手揃い!大化けする可能性を秘めた外野手18名リスト!
今年の高校生外野手のスラッガータイプが多い。さらにいわゆる強く振れる選手が多い。近年、活躍するプロ野球選手の影響を受けているといえる。
今回は以下の外野手18名を紹介する。
来田涼斗(明石商)
石川 慧亮(青藍泰斗)
平尾 柊翔(春日部共栄)
渡部 海夢(東海大甲府)
鵜沼魁斗(東海大相模)
西川僚祐(東海大相模)
笹川吉康(横浜商)
漆原 幻汰(豊川)
田上奏大(履正社)
仲三河 優太(大阪桐蔭)
宮本 一輝(東播磨)
早 真之介(京都国際)
漁府 輝羽(おかやま山陽)
寺本 聖一(広島商)
重松 マーティン 春哉(武田)
山本大斗(開星)
奥野 翔琉(明徳義塾)
20198(柳ヶ浦)
1人ずつ紹介したい。
来田、西川などプロでもスラッガーへになりそうな逸材たち
来田涼斗
まず来田涼斗(明石商)は高校1年春から騒がれてきたスラッガー。タイミングの取り方をずっと指摘され、体の使い方も日々、狭間監督と話し合いながら、伸ばしてきた。体格はプロ級。遠くへ運ぶ技術。スラッガーとしての素材は高校、大学、社会人、独立の中ではトップクラス。ここぞという場面で打てる勝負強さとスター性が彼の魅力を倍増させている。
石川 慧亮(青藍泰斗)もフルスイングで次々とスタンドインさせる打者。自信に満ち溢れた打席の佇まいはほかの高校生打者にはないものがあり、練習会では東京ドームの中段へ打ち込んだ。技術的には荒いところはあるが、初球から果敢に振りに行ってボールをとらえる能力は非凡なものがある。さらに外野手としても強肩で魅力がある。
平尾 柊翔(春日部共栄は中学時代に軟式のU-15代表経験もある左のスラッガー。動作に無駄ななく、広角に長打が打てる。どのステージに進んでも安定した打率を残せそうな選手だ。
渡部 海夢(東海大甲府)は高校通算21本塁打を誇る左のスラッガー。山梨独自大会決勝戦でも場外本塁打を放ち、優勝に貢献。ヘッドが鋭く走るスイングで、長打を量産し、さらに強肩。何より取り組む姿勢が良く、這い上がって結果を残すタイプだろうか。
西川僚祐(東海大相模)は高校通算55本塁打を誇る右のスラッガー。金属バットを持たせるのは危険というぐらい打球速度があり、さらに飛距離も今年の高校生ではトップクラス。技術的には粗削りだが、はまれば、高校時代とは別人のようなフォームになって本塁打を連発する可能性がある。
鵜沼魁斗(東海大相模)は走攻守すべてに優秀な外野手。好投手相手からも本塁打を打てるように対応力は高く。走塁もそつがなく、守備力も高い。プロのスカウトはポテンシャルが高いタイプは好むが、鵜沼のような欠点が少ない選手の存在も必要だといえる。
笹川吉康(横浜商)は柳田悠岐タイプのスラッガー。なんといっても自慢のフルスイングから繰り出すスイングは強烈。強肩であり、スケールが大きい野手を求めている球団は是が非でも獲得したい選手だろう。
漆原 幻汰(豊川)はバットコントロールが良く、どのコースにも打ち返せる。さらに、外野守備も落下地点に一直線に追いつく守備力の高さがある。
[page_break:西日本は強肩強打揃いの外野手が勢揃い]西日本は強肩強打揃いの外野手が勢揃い
早真之介
田上奏大(履正社)は独特の構え、バット裁きから安打を連発するが、むしろ魅力は150キロを超えるという超強肩だ。投手としては発展途上タイプの選手だが、NPBの各球団はどう評価するのか注目をしていきたい。
仲三河 優太(大阪桐蔭)は中学時代、速球投手として活躍。けがを乗り越え、2年秋は本塁打連発。最後の夏は怪我であまり出場できなかったが、潜在能力の高さは今年の外野手でもトップクラス。
宮本 一輝(東播磨)は兵庫区独自大会で打率5割を残したバットコントロール、強肩、相手のスキを逃さず先の塁を奪う走塁技術は素晴らしいものがある。
早 真之介(京都国際)は下級生の時から注目を浴びてきた左の強打者。独自大会でも本塁打を放ち、まるで稲葉篤紀のようなスイング軌道で長打を量産する。投手としても140キロ近い速球を投げるだけあって抜群の強肩。どの試合でも攻守で目立っており、今年の左打外野手では上位に入る実力を持っているだろう。
漁府 輝羽(おかやま山陽)はこの夏の岡山独自大会、練習会で一気に注を浴びた大型外野手。ドットコムチャンネルで公開している「入学から40キロUPの速球派右腕など!2020年の掘り出し物ドラフト候補たち」に漁府の本塁打動画が多く収められているが、懐が深く、ヘッドを利かせた豪快なスイングで長打を飛ばしている。木製バットに対応ができており、ライトからの強肩を見ると、攻守で高いポテンシャルを発揮しており、NPBのスカウトからすれば魅力的な逸材だ。
寺本 聖一(広島商)は甲子園で開催された練習会でアピールに成功した左打者。最後までしっかりと振り切って遠くへ運ぶ打撃技術は超高校級。さらに強肩であり、ガッツもある。この練習会で評価を上げているだけに指名があるのか注目が集まる。
重松 マーティン 春哉(武田)はまるで砂川リチャード的なスイングを行って、シャープな打球を飛ばす強打者。さらに俊足で身体能力抜群の大型外野手。
山本大斗(開星)はこの夏、大きく注目を浴びた大型外野手。身体能力も高く、ヘッドが利いた豪快なスイングで長打を量産する。
奥野 翔琉(明徳義塾)は今年の高校生野手では最も足が速い選手。盗塁タイムは3.00秒前後と驚異的なタイムを叩きだす。守備範囲も広く、バットコントロールも広い打撃も魅力的。
20198(柳ヶ浦)は走攻守三拍子そろった外野手で、肩の強さは大学生のような強肩を見せる。深い位置からでも強い送球ができており、さらにコンタクト能力も高いので、育てがいのある選手だ。
以上となる。216名から何人の高校生が指名されるのか、注目していきたい。
(記事=河嶋 宗一)