画像はマツダスタジアムでの秋季練習で堂林翔太(手前)、木下元秀(奥)とファーストを守る末包昇大
広島は11月8日から宮崎県日南市で秋季キャンプを行う。
新井貴浩監督以下、新体制となりまずは最低限のチーム目標が4年連続Bクラスからの脱出、となるはずだ。
課題はいろいろあるのだろうけど、素人でも分かるのがポスト鈴木誠也の抜けた穴をどう埋めるか?
今季は松山竜平、ライアン・マムブルーム、坂倉将吾、西川龍馬が四番を打った。
ライアン・マクブルーム17本、坂倉将吾16本、西川龍馬10本は今季のチーム本塁打数トップ3。松山竜平2本と合わせて計45発。鈴木誠也のNPB最終年(2021年)は38発、今季の村神様は56発…
ところで今の広島は右打者、左打者のバランスが悪い。”国産”だと四番は全部左打者。
そこで来季、期待されるのが秋季キャンプに参加する右の大砲候補、来年5年目を迎える正隨優弥と2年目の末包昇大のふたり。
ただし正隨優弥は今季一軍に呼ばれなかった。コロナ禍で現場がバタついてもそうだったということは、かなり厳しい状況にあると見ていいだろう。2年目、3年目に柵越え1本ずつ。過去4年で2ホーマー。その殻をどうやって破るか…
ルーキーイヤーを終えた末包昇大は、31試合77打数23安打2本塁打1四球20三振、打率・299、出塁率・300。ポスト誠也の即戦力、とはならなかった。
ただ新人とはいえ来年5月には27歳。もう待ったなし…
マツダスタジアムで行われていた秋季練習では主にファーストに入っていた。
ファーストにはライアン・マクブルームと堂林翔太(外野と兼用)がいる。
末包昇大がスタメン出場しようと思えばこのふたり(左の松山竜平もいるが…)より打たないといけない。
だが、秋季練習最終日(11月6日)の打撃内容は、さっぱり…だった。力は入れど飛距離なし、でスタンドまで届かず。うまく軸回転していない。10月にあったみやざきフェニックス・リーグではいい感じの打球が飛んでいたのに、それが長く続かない。続かない、ということはまだまだ形ができていないということか。
スポーツ紙記事の中では「同じタイプの新井監督」という表現が散見されるが、見た目?は「同じ」でも言葉は悪いが中身はたぶん違い過ぎのはず…
冗談抜きに、もし新井監督と10球限定でホームラン競争したら、勝つのはどちらだろうか…