大谷翔平、得点圏で3打席連続初球凡退も4戦ぶりマルチ安打 YOSHIKIの前で“松井超え”ならず

スポーツ報知
初回に左前安打を放った大谷翔平(AP)

◆米大リーグ ドジャース6―2ナショナルズ(16日・米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャースが接戦を制して連敗を2で止めた。「2番・DH」で先発出場した大谷翔平投手(29)は初回に左前安打、8回に三塁内野安打を放ち、5打数2安打。4試合ぶりのマルチ安打で16試合連続出塁としたが、2~4打席目は3打席続けて得点圏で初球凡退だった。

 2回1死二、三塁の第2打席、4回2死一、三塁の第3打席は初球を打って二ゴロ。7回無死二塁の第4打席は初球を打って中飛に倒れた。得点圏打率は19打数1安打の5分3厘まで低下。試合前にロバーツ監督は「(試合前の時点で)16打数1安打は理想的ではないが、彼がシーズンを通して今のようにバットを振り続ければ、問題ないだろう」と気にしていなかったが、昨季の同打率は3割1分7厘。“チャンスの呪縛”にかかってしまったのだろうか。

 この日はアメリカ国歌などのピアノ演奏のため「X JAPAN」のYOSHIKI(年齢非公表)がドジャースタジアムを初めて訪問。大谷は試合前に山本由伸投手(25)とともに激励を受け、3人で記念撮影を行った。2人のサイン入りユニホームをもらったYOSHIKIは「今日もしホームランを大谷選手が打つと記録ですか? 是非打っていただけるように、その前の演奏で盛り上げられればなと思います」と話していたが、惜しくも願いは届かなかった。

 4試合連続ノーアーチで日本人歴代単独トップとなるメジャー通算176本塁打はまたもお預け。松井秀喜氏(ヤンキースなど)を超える“歴史的な一発”が待たれる。

野球

×