【巨人】あぁ拙攻…再三の好機生かせず2ケタ残塁 先発・赤星優志を援護できず連勝は6でストップ

スポーツ報知
3回、戦況を見つめる阿部慎之助監督(カメラ・宮崎 亮太)

◆JERA セ・リーグ 阪神2―0巨人(17日・甲子園)

 巨人の連勝が6で止まった。赤星優志投手が今季初先発で初勝利を目指して登板したが5回3安打2失点で降板。打線は2回の無死三塁、4回無死満塁の好機で得点できないなど拙攻が続き、8回まで毎回の11残塁と赤星を援護できなかった。16日の引き分けをはさみ、21年6月以来となる7連勝はならなかった。

 巨人は2回、2試合ぶりにスタメン出場の丸佳浩外野手が先頭で阪神の先発・伊藤将司投手から右中間を破る三塁打。しかし、岸田行倫捕手が空振り三振、吉川尚輝内野手の二ゴロで丸が本塁を突いたがアウト、赤星も二ゴロに倒れ、先取点はならなかった。

 3回に赤星が先制を許した。2死から近本光司外野手にこの試合初安打となる右前打、中野拓夢内野手にも右前打され一、二塁。ここで森下翔太外野手の打球は中堅への大きな当たり、中堅・佐々木俊輔外野手が一瞬、足を滑らせて頭上を越される二塁打となり、2点を奪われた。

 2点を追う巨人は4回、先頭の坂本勇人内野手が四球、丸が中前打、岸田の送りバントは悪送球を誘い無死満塁としたが、吉川が一ゴロ、赤星は空振り三振、萩尾匡也外野手も一ゴロに倒れ、絶好機を生かせなかった。

 6回からは2番手で横川凱投手が登板。2四球で1死一、二塁とされたが、4番・大山悠輔内野手を遊ゴロ併殺打に打ち取り、追加点を許さなかった。

 7回は阪神の2番手・桐敷拓馬投手に2死から門脇誠内野手がこの日4本目のヒットとなる左翼線二塁打で出塁したが、岡本和真内野手が見逃し三振に倒れ、得点できなかった。

 巨人は結局、好機であと1本が出ず完封負けで7連勝を逃した。

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