MF長谷部誠が現役引退を発表 40歳、W杯3大会で日本代表主将務め、独1部でも長年活躍

スポーツ報知
引退を発表したフランクフルトの長谷部誠(AP)

 ドイツ1部フランクフルトに所属する元日本代表MF長谷部誠(40)が17日、今季限りでの現役引退を発表した。

 長谷部は名門・藤枝東高から2002年に浦和入り。07年まで在籍し、06年のリーグ制覇、07年のACL優勝などに貢献した。

 08年にドイツ1部ウォルフスブルクに移籍し、13~14年シーズンのニュルンベルクへの期限付き移籍を経て、14年からフランクフルトに在籍。今季でドイツ通算17年目のシーズンを迎えている。

 代表に初めて選ばれたのはジーコ・ジャパン時代の2006年2月。それから約12年もの間、常に代表には長谷部の姿があった。「日本代表は本当に特別な場所。いつ誰が選ばれるか分からない。目の前の一試合一試合が最後のつもりでやってきました」

 初めて主将を任されたのは、10年南アW杯直前の5月30日のイングランド戦。その後、8年間で主将として歴代最多の81試合に先発出場。W杯3大会に出場するなど、常に先頭でチームを引っ張ってきた。18年ロシアW杯直後に代表引退を表明。会見では「今、99%の満足感と、1%の後悔がある。その1%の後悔をこれからのサッカー人生、そして後の人生につなげられるようにやっていきたい」と語っていた。

 浦和時代はトップ下や攻撃的なボランチとしてプレーしたが、ドイツ移籍後は守備的ボランチが本職に。チーム事情でサイドハーフやサイドバックなどもこなし、近年は3バックの中央で安定感あるプレーを見せていた。40歳で迎えた今季はリーグ戦出場7試合にとどまっていたが、欠かせない戦力としてチームに重宝されていた。

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