2試合連続無安打の吉田正尚はガーディアンズ戦の先発を外れ、ベンチスタート

スポーツ報知
吉田正尚外野手(AP)

 レッドソックスの吉田正尚外野手が17日(日本時間18日)本拠地でのガーディアンズ戦の先発を外れ、6日(同7日)のエンゼルス戦以来、今季3度目のベンチスタートとなった。

 レッドソックスのオーダー発表は大幅に遅れた。前日左膝を負傷した主砲ディバースが、医療スタッフと協議の末、出場可能に。昨年6月4日(同5日)以来のDHで先発することになった。試合前のコーラ監督は「昨日の時点でディバースの膝に炎症があったが、トレーナーも本人も行けると言っている。彼がDHに入る。マサは先発しない」と語った。

 相手投手は右腕ライブリー。外野は、右翼アブレイユ、左翼デュランと両翼は左打者。中堅に右打ちのラファエラの布陣を敷いた。吉田が先発から外れた背景には、前日まで10打席ノーヒット、打率2割1分5厘という打撃不調に加え、外野陣の充実もある模様。

 指揮官は「彼は好打者だが、誰にも良い日と悪い日があり、昨日はいい日ではなかった。もちろん、彼は外野を守れる。だが、今の外野手は上手くやっている。(吉田のDH構想は)去年の12月からあったこと。彼もそこは理解している」と、説明した。

 昨年、85試合で左翼の守備についた吉田だが、今年は先発全16試合はすべてDH起用。試合がもつれた11日オリオールズ戦の終盤に守った1試合しかない。15日の脳震盪で戦列を離れたオニール外野手は大事に至らず、週明けには、復帰が見込まれ、左足小指骨折で負傷者リスト入りのレフスナイダー外野手も、傘下の3Aで2020年以来の一塁守備につき、復帰間近と、外野陣の層は更に厚くなりそうだ。

 試合前の吉田は、番組制作のため、当地入りしている元エンゼルスの高橋尚成・現野球解説者の激励訪問を受け、談笑した。ベンチスタートを上手く気分転換に役立て、代打の出番があれば、何とか勝利に貢献したい。

野球

×