【巨人】連夜の延長、12回死闘ドロー 「2番・坂本」の新打線機能せずも 12球団トップの投手陣踏ん張った

スポーツ報知
延長10回1死一、二塁、坂本勇人が空振り三振に倒れ、険しい表情を見せる阿部慎之助監督(カメラ・宮崎 亮太)

◆JERA セ・リーグ 広島0―0巨人=延長12回=(19日・マツダスタジアム)

 2夜連続の延長戦となった巨人が、12回ドローに持ち込んだ。先発の戸郷翔征投手が7回4安打無失点と好投。打線は、坂本勇人内野手を今季初めて2番に置き、打順を組み替えて臨んだが結局、無得点。それでも12球団トップの防御率を誇る投手陣も得点を許さず、0-0の引き分けとなった。

 戸郷は1回2死から野間峻祥外野手に右越え三塁打を打たれたが4番・堂林翔太内野手を空振り三振に仕留めた。

 2回は先頭の小園海斗内野手に右前打を許したが、坂倉将吾捕手の打席でスタメンマスクの小林誠司捕手がドンピシャの送球で二塁を狙った俊足・小園を刺し、空振り三振の坂倉と併殺。無死一塁のピンチを小林の強肩が救った。

 4回は1死から野間の打球がワンバウンドで戸郷の左ふくらはぎに当たる内野安打。影響が心配されたが、堂林を三ゴロ。併殺を狙った二塁・吉川尚輝内野手の一塁への送球がそれ併殺にはならず、続く小園の右越打で2死一、三塁とピンチが広がったが、坂倉を三ゴロに打ち取り、得点を許さなかった。結局、7回無失点で降板した戸郷は「前回の反省をいかして、ゼロに抑えられたことがよかった」とコメントした。

 打線は4回2死から岡本和真内野手がチーム初ヒットとなる左前打、丸佳浩外野手が四球を選び一、二塁としたが萩尾匡也外野手は遊ゴロに倒れた。

 5回は1死から吉川が右前打、戸郷の送りバントで2死二塁としたが、佐々木俊輔外野手は空振り三振で得点できなかった。

 7回、2番手・矢崎拓也投手から小林が四球で出塁、送りバントと捕逸で2死三塁としたが、代打・大城卓三捕手は中飛に打ち取られた。8、9回は3者凡退に抑えられた。

 延長12回に、先頭の吉川が四球で出塁したが、続く代打・重信慎之介外野手が痛恨の送りバント失敗。最後は坂本が見逃し三振に倒れた。坂本はこの夜6の0。23打席連続ノーヒットとなった。

 それでも、リリーフ陣が踏ん張り延長12回引き分けとなった。

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