静岡、東京SGと引き分けPO進出が消滅も…若手選手の成長に大戸「頼もしい」

スポーツ報知

◆ラグビー ▽リーグワン第14節 東京SG 31―31 静岡(19日・秩父宮)

 静岡(旧ヤマハ発動機)は東京SG(旧サントリー)と31―31で引き分け。勝てば上位4チームによるプレーオフ進出の可能性を残していたが消滅し、藤井雄一郎監督は「今日は勝ちたかったが、選手たちは力を出したと思う」と振り返った。

 セットプレーで得点機を見いだした静岡。前半13分、敵陣右サイドでのラインアウトからパスを繫ぎ、NO8イラウアが先制トライ。7―21の後半9分からは、ラインアウトを起点に連続トライを奪って東京SGとシーソーゲームを繰り広げた。一方で、前半に相手のNO8イオアネがイエローカードの一時退場で数的有利となった時間帯では得点できず、ボールを落とすミスも続いた。フランカー庄司拓馬主将は「攻めたいところだったけど、簡単には取らせてくれない相手。その攻防の中で、ミスがあった」と反省した。

 3月に摂南大を卒業したルーキーのフランカー・トゥポウが初先発し、トライを挙げるなど若手も光った。ハーフ団はSH岡崎航大、SO奥村翔の25歳コンビなどチームの将来を担い、34歳のロック大戸裕矢も「ハーフ団、バックスリーも頼もしい。チームとしてめちゃくちゃよくなっているのは感じる」とうなずく。PO進出の可能性はついえたが、チームは残り2節を残す。藤井監督は「引き続き、チームとして成長していきたい」と気持ちを切り替えた。

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