【大学野球】ドラフト1位候補の明大・宗山塁 20日スタメン復帰 2月オープン戦で死球骨折

スポーツ報知
東大戦を前に打撃練習で快音を響かせた明大のドラフト1位候補・宗山塁(カメラ・加藤弘士)

 2月末のオープン戦で死球を受け、右肩甲骨を骨折した明大のドラフト1位候補・宗山塁遊撃手(4年=広陵)が今春リーグ戦初戦となる20日の東大戦にスタメン出場する見通しとなった。田中武宏監督(63)が19日、ゴーサインを出した。

 宗山は最終調整のノックで華麗にゴロをさばき、打撃練習では快音を響かせた。田中監督は「全部ヤツを中心に回っているんじゃないですか」と初戦が第2週だったことで、十分な準備ができた幸運に感謝。宗山には「『襟を正して』とか『気合を入れて』ではなく、いつも通りやってもらえれば」と自然体を求めた。

 全治3か月の診断が出た際には「戦力とは考えていません」と話していた指揮官だが、想像以上の回復に方針転換。「開幕まで50打席」をこなしたドジャース・大谷を参考に復活計画を立て、オープン戦や紅白戦、シート打撃で40打席以上に立たせ、感覚を取り戻した。宗山の熱きラストイヤーが始まる。(加藤 弘士)

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