川崎、約12年ぶり4戦連続無得点…鬼木達監督「そこが一番悔しい」

スポーツ報知
川崎・鬼木監督

◆明治安田J1リーグ第9節 川崎0―0東京V(20日・U等々力)

 川崎は東京Vと0―0で引き分けた。連敗は2で止めたが、4戦連続無得点は12年の第15節~18節以来、約12年ぶり。J2降格圏との勝ち点差は2に広がったが16位と、フロンターレらしくない低空飛行が続いている。

 この日はスタート時に「4―2―3―1」布陣ではなく、FWエリソンとFW山田新の2トップでMF脇坂泰斗が右に開いた「4―4―2」で臨んだ。だが、ボールがうまく回らないこともあり、前半30分過ぎからは「4―2―3―1」布陣に変更。後半もそのまま臨み、小気味よい短いパス交換からのシュートなど攻撃にリズムは出てきたが、得点を奪いきれなかった。

 布陣を変えた狙いについて、この日が50歳の誕生日だった鬼木達監督は「できるだけ前でというところ。あとはパワーとか相手の戦い方もあります。トータルで考え、2トップでいきました」と説明した。

 しかし、狙いが出しづらい状況が続き「2トップのコンビネーションとか、お互いの動きを見て、というものが少なかった」と判断。そこで中継役として脇坂をトップ下の布陣に戻し、山田をワイドに配置して攻撃の起点を作った。「循環のところをちょっとしっかりとしなきゃいけないかな」と試合中にも変更した理由を明かした。

 ディフェンスラインはケガ人が相次ぐスクランブル体制ながら、踏ん張って無失点に抑えた。だからこそ攻撃陣の奮起に期待したいところ。4戦連続無得点に指揮官は「そこが一番悔しい。例えばクロス1つを取っても入っていく人数とか、そこまで到達しなかったりとか。それは言い続けてトレーニングでもやっているところ。やり続けるしかない」と話していた。

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