大谷翔平、“虫の知らせ”から巧みな二塁打で6戦連続安打 2打席連続四球で19試合連続出塁も

スポーツ報知
5回無死から二塁打を放った大谷翔平(カメラ・中島 傑)

◆米大リーグ ドジャース―メッツ(20日・米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(29)が20日(日本時間21日)、本拠地・メッツ戦に「2番・指名打者」で先発出場。5回先頭の第3打席で右翼線へ二塁打を放ち、6試合連続安打とした。

 長打は7試合ぶり。2ボール2ストライクから見逃せばボール球という低めのスライダーを拾い、打球はワンバウンドで右翼席に飛び込んだ(エンタイトルツーベース)。3球目の後には虫が近づいてきたため、打席を外す場面もあったが、集中力は途切れなかった。初回無死二塁の第1打席では四球を選んで19試合連続出塁とすると、2回2死二塁の第2打席も四球で出塁。冷静にボールを見極めていた。

 19日(同20日)の同戦では5回2死一、二塁から右前適時打。現地観戦した真美子夫人(27)、愛犬・デコピンの前で得点圏では3月20日の開幕戦(韓国・ソウル、対パドレス)以来21打席ぶりとなるヒットを放ち、右拳を力強く握りしめた。4回には四球から2戦連続となる今季5盗塁目を決め、最近6試合で4盗塁としていた。

 ここまで22試合で打率3割5分6厘、4本塁打、11打点。32安打はリーグ単独トップに立っている。現在6試合ノーアーチだが、状態が悪いわけではなく、7試合ぶりの本塁打で松井秀喜氏(ヤンキースなど)を超える日本人選手では歴代単独トップの米通算176号に期待がかかる。

野球

×