八村塁、7得点、3R 2度MVPヨキッチ徹底マークも黒星発進 レイカーズ、ナゲッツに9連敗 PO1回戦

スポーツ報知
ナゲッツのワトソン(左)と競り合う八村(ロイター)

◆NBA ▽西カンファレンス プレーオフ1回戦 レイカーズ―ナゲッツ 第1戦(20日、米コロラド州デンバー=ボール・アリーナ)

 4戦先勝方式のプレーオフ(PO)が始まり、第7シードで八村塁が所属するレイカーズは、第2シードで昨季王者・ナゲッツと対戦し、103―114で初戦を落とした。レイカーズはナゲッツに対し9連敗。八村は先発出場し、約30分プレーし、7得点、3リバウンド、1アシストをマークした。

 昨季の同地区決勝カードが、今季は初戦で対決。八村は第1クオーター(Q)から、ナゲッツで2度MVPのニコラ・ヨキッチを徹底マーク。同Q終盤には、この日放った最初のスリーポイント(3P)を成功。第2Qは残り3分を切り、ナゲッツに51―51と追いつかれ嫌な流れになるも、断ち切るように八村がミドルシュートを沈め、勝ち越し。同Q残り1秒にはレイカーズのレブロン・ジェームズが、超ロングの3Pを決めて、レイカーズ60―57のリードで折り返した。

 第3Qも接戦が続き、八村はフリースローを2本入れて7得点。レイカーズは終盤にかけてなかなかシュートが決まらず、得点が停滞。一方のナゲッツはヨキッチを中心にリズムを取り戻し、逆転から一気にリードを広げた。最終第4Qはレイカーズが1桁差まで詰め寄る場面もあったが、すかさずナゲッツは差を広げ、最終的に11点差で終了した。

 PO1回戦で、ナゲッツとの第2戦は、22日(日本時間23日)に行われる。

 八村は自身3度目、レイカーズ移籍後は2年連続のPOとなった。昨季は「僕が一番活躍できるのは、大きい試合だと思っている」と語ったようにプレーオフで強烈なインパクトを残した。全16試合に出場し、1回戦の第1戦では球団記録に並ぶ途中出場から最多29得点をマーク。第1戦はいきなりPO途中出場の球団記録に並ぶ29得点し、そこから3戦連続15得点以上を挙げるなど、チームの西カンファレンス決勝進出まで、貢献した。

 レイカーズは2020年にリーグを制覇し、4年ぶりのタイトル獲得を目指す。また今季は新設された「インシーズン・トーナメント」でペイサーズとの決勝を制し、初代王者になっている。

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