レスリング・清岡幸大郎、五輪切符獲得のアジア予選から帰国 幼なじみと誓った「次はパリで金」

スポーツ報知
パリ五輪代表内定を決めて帰国した清岡幸大郎

 レスリング男子フリースタイル65キロ級の清岡幸大郎(三恵海運)が21日、パリ五輪代表内定を決めた五輪アジア予選(キルギス)から成田空港に帰国した。初戦で第1シードを破るなど、3試合を制して初の五輪切符をつかんだが「勝った瞬間、パリに向けてまた頑張らなきゃいけないなっていう気持ちがすぐに出てきた。今は次に向けてやるべきことが頭に浮かんでいる」と落ち着いた表情で振り返った。

 幼なじみともパリでの金メダルを誓い合った。清岡は女子57キロ級でパリ五輪代表の桜井つぐみ(育英大助手)の父が指導する高知クラブでレスリングを始めた。幼少期から同じ道場で切磋琢磨(せっさたくま)してきた桜井は昨年9月の世界選手権で2連覇し、代表に内定。「自分も必ず行かなきゃいけない。負けてられないっていう気持ちにさせられた」。約7か月後に自身もパリ行きの切符をつかみ、「次はパリで金だね」と連絡を取り合ったという。

 今夏に向け、6月にハンガリーで行われる国際大会が最後の実戦となる予定だ。「今回の試合で出た修正点をどんどん修正していきながら、6月のランキング大会で今の自分がどれぐらいの実力なのか。海外選手の傾向も肌で感じて確かめながら、またパリに向けて強化していければ」と表情を引き締めた。

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