5・4世界初挑戦の西田凌佑、所属ジム興行で異例の公開練習 観衆に王者ロドリゲス打倒、初奪取誓う

スポーツ報知
所属する六島ジム興行内で公開練習を行った西田凌佑。5月4日の世界初挑戦初奪取を誓った

◆プロボクシング▽IBF世界バンタム級(53・5キロ)タイトルマッチ12回戦 王者・エマヌエル・ロドリゲス―同級1位・西田凌佑(5月4日・エディオンアリーナ大阪第1競技場)

 世界初挑戦を控える西田凌佑(六島)が21日、大阪・住吉区民センターで行われた所属ジム興行内で、公開練習を行い、世界初挑戦奪取を誓った。メディア向けではなく、観衆を前にした公開練習は異例。シャドーボクシングとミット打ちを1ラウンドずつ。軽快にこなすと「あと2週間。やるべきことはやってきた。来週でスパーリングも終え、ケガなく調子もいい。5月4日、万全な状態でリングに上がり、世界王者になる」と約束した。

 王者・エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)は、19年5月、井上尚弥(大橋)に2回KO負けし、同王座から陥落したが、昨年8月に返り咲き。今回が初防衛戦となる。西田は王者について「スピード、パワー、技術も自分より上。皆さん思っているように不利な状況。応援してくれる方々、家族が自分が勝つと信じてくれている。期待を裏切らず勝ちたい」と力強く言い切り、大きな拍手を浴びた。

 ◆西田凌佑(にしだ・りょうすけ)1996年8月7日、奈良・香芝市生まれ。27歳。香芝中では陸上部で長距離選手。王寺工でボクシングを始め、3年時に国体フライ級優勝。近大時代を含めアマ戦績37勝16敗。卒業後、一般企業に就職も脱サラし、19年10月、タイでプロデビュー。21年4月、WBOアジアパシフィック・バンタム級王座奪取(3度防衛)。23年8月、IBF世界バンタム級挑戦者決定戦で勝利し、挑戦権を獲得した。プロ通算8勝(1KO)無敗。身長170センチ、右利きの左ボクサーファイター。

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