レスリング・曽我部京太郎、パリ五輪代表に決定 昨夏世界選手権の無念を晴らす

スポーツ報知
曽我部京太郎

◆レスリング パリ五輪アジア予選 最終日(21日、キルギス・ビシケク)

 男子グレコローマンスタイル67キロ級で、22歳の曽我部京太郎(ALSOK)が初の五輪代表に決まった。初戦から2試合を無失点で快勝。準決勝でカザフスタン選手を11―2で下し、上位2人に与えられる五輪出場枠を獲得した。

 昨年9月の世界選手権は3回戦で東京五輪王者のモハンマドレザ・ゲラエイ(イラン)に惜敗。早期内定を逃した。相手選手の兄が試合中にペットボトルを投げ入れる妨害もあり、不完全燃焼での敗戦だったが「自分はもう前に進んでいる。もうそのことは振り返らない」と切り替え、再出発していた。

 今予選では、19日の初日に日体大の同期で男子フリースタイル65キロ級の清岡幸大郎(三恵海運)が先に代表を決めていた。愛媛県出身で、同じ会場で直前まで行われていたアジア選手権での四国勢の活躍にも刺激を受け、初代表を勝ち取った。

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