【巨人】9日ぶりに勝った! 坂本勇人V打で中日倒し2位浮上! 山崎伊織が7回途中無失点で2勝目

スポーツ報知
先発・山崎伊織(カメラ・相川 和寛)

◆JERA セ・リーグ 巨人2―0中日(23日・ひたちなか)

 巨人が引き分けを挟んでの連敗を3でストップ。9日ぶりの勝利を完封で飾った。先発の山崎伊織が7回途中まで投げ3安打無失点で2勝目。チームは14日の広島戦以来の勝利となった。5連敗の中日と入れ替わり2位に浮上した。

 巨人は初回に先取点。2番に入るオコエ瑠偉外野手が、左翼線寄りの左前打で果敢に二塁を狙う好走塁を見せ、1死二塁とすると、坂本勇人内野手が32打席ぶりのタイムリーとなる左前打を放った。「先制点を取ることができてよかった」というベテランの一打で、中日の先発・小笠原慎之介投手から1点を先制した。

 

 守備でも山崎伊をもり立てた。1点リードで迎えた4回、先頭の三好大倫外野手が右中間二塁打、送りバントで1死三塁とされると、巨人内野陣は“1点も与えない”前進守備を選択。ここで、カリステ内野手の痛烈な当たりは、雨天の土のグラウンドでバウンドが変わる難しい打球に。この変化に、門脇誠内野手が即座に反応し、しっかり捕球、一塁へ送球してアウトとし、抜けていれば同点のピンチを救った。

 その直後の4回に巨人が追加点。1死から岡本和真内野手の高いフライを遊撃・山本泰寛内野手が落球し、岡本和が二塁まで進塁。2死となり6番に入る萩尾匡也外野手が左前打を放つと、今度は二塁から“激走”でホームを突き、2点目を挙げた。

 山崎伊は5回も細川成也外野手に左前打を打たれ、先頭打者を出したが、後続を落ち着いた投球で無失点。6回も1死から死球を与えたが後続を抑えた。

 7回は先頭の中田翔内野手をストレートの四球で歩かせ無死一塁。1死は取ったが岡林勇希外野手に左前打されたところで阿部慎之助監督が自らマウンドに行き交代を告げ、2番手で高梨雄平投手が登板。高梨は代打・大島洋平外野手を遊ゴロ、山本を見逃し三振に打ち取り、得点を許さなかった。

 8回は3番手のバルドナード投手が圧巻の3者連続三振。最終回は大勢投手が締めて逃げ切った。

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