【巨人】開幕カード以来2度目の2戦連続同じオーダーも不発…22試合で19通りの打順の最適解は

スポーツ報知
9回、ベンチから戦況を見つめる阿部慎之助監督(中央)(カメラ・相川 和寛)

◆JERA セ・リーグ 巨人2―3中日(24日・東京ドーム)

 巨人は打線がつながらず、わずか2得点で連勝を逃した。

 今季22試合で投手以外の打順は早くも19通り。それでもこの夜は、開幕カード以来となる2試合連続の全く同じオーダーだった。

 昨季、圧倒的な強さでセ・リーグを制した阪神のように、どのチームも打順は固定したいのが本音。それは阿部慎之助監督も同じだろう。中日の先発投手は前夜(23日)の小笠原から、この日は涌井で「左腕→右腕」となったが、それでも同じ打順を組んだのは、期待の表れだ。

 だが、結果は出なかった。「もう、バントもミスしているし、そりゃ勝てないですよね。そういう流れになっちゃってるからね」と指揮官が振り返ったように、打順以前に4回無死一、二塁からの赤星の送りバント失敗が痛かった。

 チームは2017年6月以来、7年ぶりの8試合ホームランなし。一発が出ないときこそ、送りバントや進塁打が重要となるが、今季はセ・リーグ最悪の犠打成功率が足を引っ張っている。

 対照的に、中日は同点の7回無死二塁から、山本がしっかりと送りバントに成功し1死三塁に。結果的にそれが決勝点につながった。

 「ピッチャーが頑張ってくれているんでね。ピッチャーが継続して、野手がなんとかね、打って点を取ればいいだけなんで。課題は明確ですよ」と阿部監督。1番・門脇から2番・オコエ、3番に坂本と、戦う形は見えてきている。最適解の打順は、いつ見つかるのか。新人監督の戦いは続く。

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