静岡ブルーレヴズ プレーオフ進出消滅も過去最高5位締め狙う…27日・神戸戦

スポーツ報知
神戸戦へ向けて実戦練習に励むレヴズの選手たち(カメラ・里見 祐司)

 ラグビーリーグワン1部で現在8位の静岡ブルーレヴズは、27日に大阪・花園ラグビー場で5位の神戸と対戦する。チームは25日、磐田大久保グラウンドでの練習を公開。プレーオフ進出(4位以内)の可能性は前節で消えたが、選手は切り替えができている。残り2試合。神戸との勝ち点差は3で、先発するSH岡崎航大(25)は「5位で終われるように戦っていく」と闘志をのぞかせた。

 5戦負けなしと、チームの状態はいい。3月のBR東京戦から3連勝を飾り、昨季王者の東京ベイ、現在3位の東京SGと連続ドロー。「勝っていないけど負けてもいない。モヤモヤする。それを乗り越えたい」と藤井雄一郎監督(54)も独特の表現で必勝を期した。

 ラグビーの聖地・花園での戦いに、副将のフランカー庄司拓馬(25)も燃えている。大阪出身で、東海大仰星高(現東海大大阪仰星高)時代に優勝と準優勝を経験しており、「心の中ではホームです。家族も見に来てくれるので」と笑った。

 5月5日の最終節では2位のBL東京をホームで迎え撃つ。強敵を倒すためにも、まずは神戸を破って勢いをつける。2連勝締めで、過去最高の5位フィニッシュだ。(里見 祐司)

 〇…終盤戦へ向けて、W杯南アフリカ代表のクワッガ・スミス主将(30)が戻ってきた。1月の東京SG戦で足を痛め、母国で手術を受け、18日に再来日した。「レヴズの試合は全部、向こうで見ていたよ。チームも成熟して、すごくよくなっている」と仲間を激励。この日は別メニューだったが、体の状態も上向きで、「来週は全体練習に合流できそうだ」とニッコリ。頼れる大黒柱が、側面からチームの戦いを援護する。

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