西山朋佳女流三冠が女流名人リーグ初戦で内山あや女流初段に勝利

スポーツ報知
女流名人リーグ1回戦に勝利した西山朋佳女流三冠

 岡田美術館杯第51期女流名人リーグ1回戦西山朋佳女流三冠=白玲、女王、女流王将=対内山あや女流初段戦が26日、東京・将棋会館で指され、先手の西山が105手で勝利し、前女流名人がリーグ白星発進となった。

 西山は「(女流名人戦の)番勝負の余韻がまだ残っている感覚の中、また一からという感じで」とリーグ初戦へ挑む気持ちを話し、対局については「すごい真っ当な攻め合いになった。決定打が難しく、難解な変化が多かった」と振り返った。

 1~2月に行われた福間香奈女流五冠との番勝負については「相当悔いが残る。ひどいシリーズでした。第一局は特にあまり将棋じゃない内容でした」と反省の言葉が並ぶ西山。

 今期は白星スタート。「前期大活躍された内山さんとの対局でしたので、なんとか勝つことができて幸先がいいかなと思います。今期はリーグメンバーがフレッシュな顔ぶれなのでこれから結構勢いを肌で感じる戦いになっていくと思うので、そこに対応できるようにしていきたい」とフレッシュなリーグを勝ち抜く覚悟だ。

 一方、敗れた内山は「穴熊を指したのは初めてでした。持久戦になったらちょっとやってみたかった。今後もやってみようと思います」とのこと。感想戦後、「これから大学で授業受けてきます!」と将棋会館を後にした。(瀬戸 花音)

将棋・囲碁

×