【広島】1997年生まれの同期2人の活躍で今季初の竜倒 勝率5割復帰

スポーツ報知
広島・新井貴浩監督

◆JERAセ・リーグ 中日4―6広島(27日・バンテリンドーム)

 広島は、1997年生まれの同期2人の活躍で勝率5割に戻した。

 2回、好調の宇草孔基外野手が先制決勝の3号2ランを放った。今月20日には、この日と同じ1997年生まれの5年目同期・森下が先発した巨人戦(マツダ)で2年ぶりの今季1号を放ち、23日のヤクルト戦(神宮)では0―0の7回に決勝の2号2ラン。昨季1軍出場がなかった5年目が、チーム単独トップの3本塁打の大暴れだ。

 森下は、2点の援護をもらった直後の2回1死から上林にソロを被弾。3回は、自身8イニングぶりに3者凡退に仕留めると、そこからリズムに乗って7回1失点にまとめた。4点リードの7回1死一、三塁のピンチは、最後は代打・福永から空振り三振を奪い、ほえた。右肘の張りから復帰2戦目だった20日の本拠・巨人戦の白星から連勝で今季2勝目を手にした。

 小園の7回の2点適時打などで追加点を奪って4点リードとなった8回に登板した2番手・益田が、2死からカリステにソロ、中田の左前打の後、細川に2ランを被弾。今季ここまで8戦無失点を続けていた右腕の乱調で1点差に詰め寄られたが、島内が火消し。小園の適時二塁打でリードが2点に広がった9回は栗林が締めくくった。直近の25日のヤクルト戦(神宮)は一時4点差を逆転しながら、島内が同点に追い付かれ、最後は栗林がサヨナラ被弾で敗戦。2人にとってリベンジの好投となった。

 チームは5~7日の本拠での中日3連戦すべて完封負けで3連敗を喫していたが、敵地で同カード今季初勝利を収めた。

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