ラグビー 今季で引退の堀江翔太、ディーンズ監督から“サプライズ”「ご褒美として、6月にバーバリアンズでプレー」

スポーツ報知
チーム200キャップ出場でホーム最終戦を勝利で飾った埼玉の堀江翔太

◆ラグビー ▽リーグワン第15節 埼玉 33―24 花園(27日・熊谷)

 今季限りでの現役引退を表明している埼玉(旧パナソニック)のフッカー堀江翔太が、花園(旧近鉄)とのホーム最終戦に先発。後半21分までプレーし「僕の名前を呼んでくれたり、非常にありがたかった。今日はファーストキャップの子と試合をしたけど、それを思うと200という数字が、すごく感じますね」と実感を込めた。

 昨年の12月に、今季限りでの現役引退を表明した堀江。すでにチームが進出を決めているプレーオフ(PO)決勝の5月26日(国立)が現役ラストマッチかと思われたが、この日埼玉のロビー・ディーンズ監督から“サプライズ”発表があった。「ご褒美として、6月にバーバリアンズとして出場する予定」(ディーンズ監督)。同氏が監督を務める“世界選抜”チームに堀江を招集し、6月22日のフィジー戦(英・トゥイッケナム)で出場機会を与える予定という。

 ディーンズ監督からは「結構、前に」伝えられていたという“プレゼント”。堀江は「(出場時間は)5分でいい、と言ってあるので」と笑いを誘った。もっとも、チームは2季ぶりの優勝を目指す中で、堀江も有終の美を見据える。「(国立が)最後やと思っています。ラグビーは、メンタルが左右するスポーツなので。チームが最後まで成長をやめない、最後まで走り抜けられるようにサポートをできたら」。王座奪還の先に、ご褒美が待っている。

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