東京V、7戦連続無敗 負けないが勝てない4連続ドロー 城福浩監督が挙げた“2つの問題点”とは

スポーツ報知

◆明治安田J1リーグ▽第10節 東京V0―0福岡(28日・味スタ)

 東京Vはホームで福岡と0―0の引き分けに終わり、4戦連続引き分け、7試合連続無敗(1勝6分け)とした。両チームともチャンスの少ない試合展開だったが、後半アディショナルタイムには途中出場の右サイドMF山見のスピードを生かしたカウンターから、MFチアゴアウベスにこの日一番の決定機が到来。しかしシュートは福岡GK村上の好セーブにあい、チアゴ、城福浩監督、そしてスタンドのサポーターも一斉に頭を抱えた。

 城福監督は、この試合について2つの“問題点”を挙げた。まずは主導権を握った前半に決めきれなかった点。「前半あれだけボールを持ちながら、シュートは1本しか打てていない。ボールを持つところから先が課題」と指摘した。前半途中には選手のポジションを動かし、中盤のボール保持力を高めて圧力をかけたが、決定機を数多く生み出すまでには至らなかった。

 そしてふたつ目は「後半開始から20分間ぐらい、押し込まれた時間が長すぎた」という点。「守備で押し返すのか、攻撃で押し返すのか。20分も押し込まれていたらやはり疲弊はします。チームとしてハイラインでコンパクトにしていく、前線で起点を作る。状況を変えていくようなベンチ(メンバー)の成長を促さないといけない。そこが我々の課題」と続けた。J1は交代選手の経験値、質がJ2との違いと言われる。この日は山見、チアゴが試合終盤にかけてチャンスに絡んだが、指揮官は各ポジションでのさらなる底上げを今後の鍵として挙げた。

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