【阪神】岡田彰布監督、今季初ベンチスタートの佐藤輝明に注文「ストライクを打ってくれたら」一問一答

スポーツ報知
5回無死三塁、中野拓夢の1点差に迫る中犠飛で生還した近本光司(左)を迎える岡田彰布監督(中)ら阪神ベンチ(カメラ・渡辺 了文)

◆JERAセ・リーグ 阪神4―3ヤクルト(28日・甲子園)

 阪神・岡田彰布監督が、今季初めてスタメンを外した佐藤輝に注文をつけた。1点リードの8回2死二塁の場面に代打で出場し、空振り三振。一方で、今季初スタメンの糸原は2年ぶりの猛打賞と意地を見せた。

 以下、監督の一問一答。

(テレビインタビュー)

―こんなことがあるのかという逆転のワンシーン。

「ねえ。外野が深いなあとは思ってたんですけどね、まあ、複数ランナーいてたんで、向こうも1点勝ってるということで、打った瞬間はちょっと諦めましたけどね」

―直前は近本に託してダブルプレー。そこからもう一度チャンスをつくり直した粘り強さ。

「そうですね。もうちょっとね、カウント進めばちょっとなんかできたんですけどね」

―逆転劇を呼び寄せたのも加治屋の力投。

「あの、打順の巡り合わせでね。回ってたら代打だったんだけど、加治屋が一番投げてなくて元気だったので、まあ、だから2イニングね、全然問題なしに送り出せましたけど」

―ブルペン勝負になるとタイガースは強い。

「いやいや、まあきょうはちょっと打順のね。ちょっと、右の二人がいってたんで、ゲラを先にいかせたんだけど、そこもまあちょっとね流動的ですけど、まあ本当にいいイニングというか、そこで勝ち越せたですね」

―才木をどう見ていたのか。

「いや、最初は良かったと思ったんですけどね、ちょっと力んで、フォアボール絡みとかね、ちょっともったいなかったんだけど、もうちょっとコントロールというかね、力勝負で行くとやっぱり危ないと思いますよ」

―佐藤輝はベンチスタートだった。

「いやいや、最近の内容を見ていてね、いついこか、という感じだったんですけど、昨日の内容を見ても、いっぺん糸原でいこうというのはあったんですけどね」

―代打で打席が回ってきた。本人にどう這い上がってきてほしいか。

「這い上がるって、ゲームでも打つことですよ。簡単ですよ。おーん。ボールを振らないで、ストライクを打ってくれたらいいと思いますけどね」

―そういうところで頼りになるのが糸原。

「ずっと代打でもヒットを打っているので。こっち(甲子園)に帰ってから、本人も準備をしていたんじゃないですかね。そういう感じがしますね」

―明日以降。

「いやいや、広島は2カード目最後かな。最後の球場というか、ビジターで広島に行くんだけど、まあ、ある程度ね、今年のチーム力というかそういうのもだいたいわかってきたし、今日は才木は5回だったけど、

ある程度先発がね、投げてるんで、誰に勝ちがつこうと、後ろも今の状態じゃすごくいい流れできてるんで、もうちょっとね、まあヒットは出てますけどね、もうちょっと早いイニングで点数欲しいですね。そしたらもうちょっと先発が楽に投げられるかも分からないので、そのへんでしょうね」

(ペン記者の囲み取材)

―大山の場面は逆の立場でも後ろに守らせたか。

「まあ、後ろいうても、どうなんやろうなあ。俺も分からへんけど、ベンチで見とったらだいぶ遠かったで、はっきり言うて」

―2アウトからの逆転は昨年も多かった。

「(カウント)1―2やったからな、2―2でもなったらな、ランエンドヒットかなんかつくれたんやけどな、カウント的にはな。なかなかあのピッチャー、大西は単独スチールは難しい、クイックがな。まあカウントでと思ってたけどな」

―接戦をものにする試合が多い。

「やっぱりリリーフ陣やで。そらそうやろ。まあだから、勝ってる、点数が僅差になるからな。あの2人がフル回転になってしまうけど、もう少し点差が開けばな、もうちょっと楽なね、他のピッチャーも投げさせられるんやけど、そこまでまだね、まだ落ち着かんわ、そら。やっと2カード目、次で終わろうとしてるくらいやからな。どっちかいうとあの2人よりも、加治屋とか中継ぎの方が元気やで。そんな投げてないもん。2人よりは。6回7回くらいまでは先発が頑張って、接戦で競ったゲームが多いからな。どうしてもあの2人ってなるけど、もうちょっと点とったらな、あの2人休ませられるからな」

―2人は流動的か。

「そうやなあ、チームによって偏りがあるからな、結局は。右左いうこともあるし、ヤクルトなんか代打陣の偏りが大きすぎるやんか。左の代打しかこないというな。そう考えると、代打の出せる打順いうたら、考えたらそらゲラ先いくわ。結局誰も代打なしでいけたやろ、左のな。そのへんは流動的なるよ、チームによって、右左の関係とか、代打陣の関係もあるからな、それは」

―今のブルペン陣は。

「負けている時のピッチャーが加治屋とか2イニングぴしゃっと抑えてくれるからな。おーん。そら攻撃に入りやすいよな、やっぱりな。リズムっていうか、流れがようなってくるよな、3者凡退に抑えたりな、少ない球数とかな。ランナーが出てもああってキャッチャーが刺すとかな、流れ的にもものすごいいい流れで攻撃できてるから。後半特にな、ブルペン陣がみんなな」

―梅野は変化球だった。

「いやいや、準備はしとったよ。前から。おーん」

―2戦目、3戦目は守備もバントもしっかり。

「いや、もう一昨日はおかしかったやろ。そんなん。なんか1年に何回かあんなんあるよ。普通にな、ちゃんとアウトにするのをアウトにするとか、ストライクバントでちゃんとやるっていう。そういうことを繰り返していけばいいだけの話や、それは」

 ―糸原が準備していたと。

「なんかそんな感じやったよ。そろそろくるんちゃうかなと」

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