【大学野球】北海学園大の“二刀流”常谷拓輝が先制3ラン含む5打点 「思った以上に伸びた」

スポーツ報知
3回1死二、三塁で先制スリーランを放った北海学園大・常谷拓輝(カメラ・島山 知房)

◆札幌六大学野球春季リーグ戦第1節第1日 北海学園大6―0札幌大谷大(29日、札幌円山球場)

 秋春連覇と春3年ぶりのリーグ優勝を狙う北海学園大が、札幌大谷大に勝利した。3番・ショートでスタメン出場した常谷拓輝内野手(3年=札幌静修)が公式戦初本塁打を含む2安打5打点で打線をけん引した。

 常谷がきょうは「打」で見せた。両チーム無得点で迎えた3回の第2打席。1死二、三塁でバットを握るとカウント3―1からの真ん中直球を振り抜いた。打球は低い弾道で伸び、バックスクリーン左に着弾。大学公式戦本塁打が貴重な先制弾となり「入った瞬間はうれしかった。外野フライを打てば1点入るので、力を抜いて打席に入れた」と振り返った。

 昨秋時点で180センチ、80キロだったが、オフはさらなる「強さ」を求めて過ごしてきた。ウエイトトレーニングに力を入れ、ベンチプレスのMAX数値は80から90キロ、スクワットは150から170キロに成長。体重も85キロまでアップした。スイングの測定装置を使い打球角度なども意識しながら取り組んできて「打球の強さで成果が現れたのかな」とうなずいた。

 この日マウンドに上がることはなかったが、ブルペンで投球練習は行っていた。最速144キロのサイド右腕としても活躍が期待されており「投げる方も魅力。ストッパーしての役割もある」と島崎監督。常谷も「良いピッチャー陣の中に入り込めるように頑張りたい」とフル回転を誓っていた。

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