キャシー中島&勝野洋夫妻、会見で桂由美さんに感謝「耐えられないくらいさみしい」涙ぐみ思い語る

スポーツ報知
桂由美さんが死去したことを受けて取材に応じたキャシー中島と勝野洋夫妻

 タレントのキャシー中島と、夫で俳優の勝野洋が30日、都内で、デザイナーの桂由美(かつら・ゆみ、本名結城由美=ゆうき・ゆみ)さんが死去したことを受けて取材に応じ、桂さんをしのんだ。

 キャシーと勝野は今年2月12日、結婚45周年を記念した「サファイア婚式」を行い、キャシーは桂さんデザインのドレスを着用。桂さんは車椅子で来場したものの、当日は元気な様子で司会も務めていた。訃報を受けて「本当に突然で。今朝早くに連絡頂いた。桂先生らしく『土日は結婚式が多いだろうから』ということで土日を待ってご連絡頂いたようです。前日まで本当に元気に仕事されていたとお聞きしまして。振り返っても感謝しかないです。でも、耐えられないくらいさみしい」と沈痛な思いを吐露した。

 2月に桂さんとの“共同作業”で行ったサファイア婚式を、「由美先生は『食欲があまりない』とおっしゃって、その日も助六弁当を半分残そうとして、『食欲は落ちたんだな』とは思いましたね」と回想。勝野も「だけどとてもお元気で、てきぱきと(式を)進行頂いて。亡くなってしまうなんて、全く想像もしていなかったです」と肩を落とした。

 キャシーはサファイア婚の準備中も、桂さんのデザインへの強いこだわりも感じたようで「私のドレスも、サファイア色のリボンの位置やサイズを絶対妥協しないで『だめよ!』と。『キャシーは体大きいんだからリボンは大きくしなきゃだめなの!』とおっしゃって。とてもお元気でエネルギーを感じました。まだまだお仕事をされると確信していました」と話した。

 長年家族ぐるみで親交が深く、1979年の勝野夫妻の結婚式ドレスや、2009年7月に肺がんのため死去した七奈美さんの結婚式ドレスも桂さんがデザインを担当。キャシーは「長女も、次女のドレスもです。本当に親子でお世話になりました」と感謝。勝野も「彼女(キャシー)のドレス姿を見て、なんてきれいな人だと思いましたね」と目を細めて懐かしんだ。

 桂さんは告別式などは予定をしていないといい、キャシーは「お葬式も先生の意思でやらないと。ちょっと年の上のお姉さんを亡くした感覚です。でもずっと心の中にいます」と胸に手を当てて涙ぐんだ。

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