IBF世界バンタム級王者・ロドリゲス 5・4初防衛戦も西田凌佑は眼中になし モンスター井上尚弥との再戦目指す

スポーツ報知
シャドーボクシングをするエマヌエル・ロドリゲス(カメラ・岩田 大補)

◆プロボクシング ▽IBF世界バンタム級(53・5キロ以下)タイトルマッチ 王者 エマヌエル・ロドリゲス―同級1位 西田凌佑(5月4日、エディオンアリーナ大阪)

 IBF世界バンタム級王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)が1日、大阪市内のKWORLD3ジムで公開練習を行った。初の防衛戦に挑むロドリゲスは「体のコンディションも良くて、順調にきている。西田といい試合を作りたい。やることをやれば、12ラウンドまでに終わる。KOで勝ちます」と勝利を誓った。

 練習でシャドーボクシングやミット打ちを行うと、その場にいたLUSH・亀田プロモーションの亀田興毅社長が丸ミットを持って、リング上に。アッパーやボディーなど王者のパンチを受け、亀田社長は「ナイスボディー。パンチがコンパクトなのに、刺してくる。減量中でこんなに動けてるならいい」とべた褒めだった。

 ロドリゲスは、2019年にIBF王者としてWBA王者だった現世界4団体スーパーバンタム級(55・3キロ以下)統一王者・井上尚弥(大橋)と英グラスゴーで王座統一戦を行い、2回TKO負け。先日のオンライン会見では「5月6日もネリに勝つことに疑いはない」と、東京ドーム決戦では井上尚弥の勝利を断言していた。自身と同じバンタム級のWCB王者の中谷潤人(M・T)や、WBA王者の井上拓真(大橋)を「素晴らしい選手」と絶賛し、「まずはバンタム級で統一戦を行ってから、階級をあげて(井上やネリと)戦いたいと思っている」と、挑戦者の西田には見向きもせず、モンスターとの再戦を見据えた。

 戦績は31歳のロドリゲスが22勝(13KO)2敗1無効試合、27歳の西田が8勝(1KO)。

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