【広島】開幕25戦目で昨季に並ぶ4度目ドロー 救援陣の好投光って単独最下位転落の危機回避

スポーツ報知
新井貴浩監督

◆JERAセ・リーグ 広島2―2阪神=延長12回規定により引き分け=(1日・マツダスタジアム)

 広島は、ビハインドの展開から延長12回引き分けに持ち込んだ。開幕25戦目にして、新井監督1年目の昨季に並ぶ4度目のドローとなった。

 先発・大瀬良が初回、2回にそれぞれ1失点で5回2失点でリードを許して降板。だが、打線が何とか粘った。先発右腕に代打を送った5回、敵失も絡んだ1死満塁の場面で、4戦ぶりに4番に座った堂林の犠飛で1点を返した。7回には加治屋に対して連続四球で1死一、二塁。小園が、代わったばかりの桐敷にしぶとく同点適時打を浴びせた。再三チャンスを逃す場面はあったが、負けなかった。

 6回以降はリリーフ陣が、阪神打線を封じ込めた。1点ビハインドの7回は勝ちパターンの矢崎を投入。同点に追い付いた8回は島内、9回は栗林が無失点。延長10回からは、塹江がイニングまたぎ。11回は先頭・中野を四球で歩かせたが、森下から空振り三振を奪い、森浦にバトンタッチ。直後、大山の四球で1死一、二塁とピンチを広げたが、ノイジーを二ゴロ併殺打に仕留めた。延長12回は、黒原が無失点でつないだ。

 敗戦なら、4位から一気に4月15日以来の単独最下位に転落するという危機だった。引き分けで3位・中日にゲーム差なしの4位をキープした。

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