飯田菜奈アナ 弘前公園の美しい桜にうっとりしました…仙台放送アナウンサーコラム「書ける」

スポーツ報知
日本一太いソメイヨシノと記念撮影する飯田アナ

 「青森県弘前市の弘前公園の桜が満開になりました」。そのニュースを聞いて母に連絡したところ、二つ返事で見に行くことが決まりました。休みの日の前日に新幹線の席を予約し、弾丸旅行に行くことを決めたのは人生で初めて。旅行は前々から計画をしっかり立てる派の私にとっては心配な部分もあったのですが、何度か弘前へ旅行に出かけたことがある母の「道案内は任せて! 天気も良いし、お花見には絶好のチャンスよ。今しかないわよ」という言葉に後押しされ、冒険に出かけるような気分で向かいました。

 早朝の新幹線に乗り弘前駅に着くと、すでに予想をはるかに超える人の多さにびっくり。駅のロッカーはすでに空きがない状態。お目当てのアップルパイもすでに完売。腹ごしらえにランチを食べにお店に入ろうとしても18組待ち…。洗礼を受けました。

 それもそのはず。弘前公園は、ソメイヨシノを中心に52種類2600本の桜が咲き誇る日本有数の桜の名所。ちょうど満開を迎え、風が吹くと桜吹雪が舞う絶好のタイミングでした。青い空に、薄ピンク色の満開の桜、そして遠くにはうっすら雪をかぶった岩木山。自然が織りなす美しさにうっとりしました。

 また、2本の桜の枝が重なって空にハート型が描かれるように見える“桜のハート”や、幹周5・82メートルという日本一太いソメイヨシノに出会えたことは、桜が大好きな私にとっては感激でした。さらに、散ったばかりの桜の花びらが外ぼりの水面を覆う“花筏(はないかだ)”も始まっていて、風が吹くたびに形が変わるピンク色のじゅうたんはずっと見ていても飽きませんでした。

 「思い立ったら即行動」したからこそ出会えた、美しい景色の数々。日帰りでしたが、思い出に残るお花見旅行になりました。

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